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巨大なソフトコーラルに圧倒される!淡島のボートダイビング

淡島のダイビング風景

淡島のダイビングは駿河湾奥という立地ながら、華やかでダイナミックな光景が広がっています。

人の背丈よりも大きなソフトコーラルが森のように群生し、サクラダイなど鮮やかなハナダイたちが多く、ジオ感あふれる大きな根がある。

駿河湾の豊かさを感じることのできるダイナミックなポイントでした!!

しげ
大瀬ダイバーの僕は淡島だったら大瀬の方が良いなんて思っていましたが……
全然異なる魅力で今まで潜って来なかったことを後悔しました。

となり同士のポイントでありながら、こんなに異なる表情、異なる魅力があるなんて駿河湾は本当に豊かな海だと痛感しました!

淡島のダイビングスタイル

淡島の水中を半水面で撮った写真

淡島は駿河湾の最奥部にある小さな島で、かつてはロープウェイで沼津の海岸線と結ばれていました。
リゾート施設や水族館など観光施設のある島です。

淡島でのボートダイビングは、ららサンビーチ内にある平沢ダイビングセンターで船を出してもらい、小型のボートで約10分で到着します。

平沢ダイビングセンターのボート

ポイントまでは器材を背負ったままの移動になりますが船のすぐ近くでセッティングもでき、ポイントまですぐなので、すごく快適でした。

また小さなタイプの船なのでエントリーエキジットも楽々でした。

ポイントに着いたらブイを取って、穏やかな中エントリー、潜降すると水深5mくらいの根のトップです。

馬の背のような根

水中は馬の背のような競り上がった大きな根になっていて、海底火山の影響を受けてできた淡島の沖にあるポイントだと思わせてくれるようなダイナミックな景観が広がっています。

そこから水深40mまで一気に落ち込んでいて、
この根周りでダイビングをしていくような形になりますが、この淡島・根の端(ねのはな)というポイントがとにかく面白かった!

※ちなみに潮が早くなる6~8月はクローズになるそうです。

まるで森のような巨大なソフトコーラルの群生

淡島のダイビング風景

淡島のダイビングの1番の魅力は2mを越えるであろう圧巻のソフトコーラル、エナガトゲトサカの群生でしょう。

水深は40mまでいかないくらいと深いのですが、遠くからでもわかる圧倒的な存在感を放っていて近づくと、その大きさにビックリします。

そして淡島のエナガトゲトサカは大きすぎるのか、まるでシダレザクラのように垂れていて、またそれが独特な雰囲気を作っていて面白い!

僕がよく潜る隣の大瀬崎では確かに深場にエナガトゲトサカはあることはありますが、こんなに大きいもの、群生しているものはなく、羨ましい限りです。

この景色は僕が知っている限りでは淡島のダイビングでしかないかもしれない。

エナガトサカの群生

密集しているところもあれば、こんな感じに等間隔で並んでいるところも!

今回のダイビングは全く流れがなかったため、ソフトコーラルがあまり元気がなかったのが残念ですがそれでも見応えありました。

大きなエナガトサカ

たった1本のソフトコーラルでフィッシュアイの画角が埋まるのは初めての経験で、ついつい撮ってしまいまいた!

このトサカは身長180センチの僕より遥かに大きかったので多分2mは優に超えていたと思います。

本当にすごい!

ミノカサゴとソフトコーラル

さらに面白いのはこのソフトコーラルの周りはミノカサゴが非常に多く写真を撮っていると、僕も撮ってと言わんばかりにフレームインしてきます。

この時期はミノカサゴのサイズも小さく可愛いのと、ソフトコーラルの感じがすごい良く、ついついふんわり撮りたくなってしまう。

もちろんカッチリも撮りたかったのですが……
ソフトコーラルがあまり元気でない時はふんわり撮ると誤魔化せて良いと思っています。

淡島のダイビングにはミノカサゴが多い

あちらこちらでミノカサゴが絡んでくるので面白いですよ!

僕の1番気に入った場所で3個体もミノカサゴが近寄ってきたシーンもあり、めちゃめちゃいいのが撮れました!
その写真は4月から開く三島スカイウォークでの写真展で使おうと思っているので、ぜひ見たい人は来てみて下さい。

オオミナベトサカ

今回はほとんど咲いていなくて撮れませんでしたが、オオミナベトサカという左下のモシャモシャしたソフトコーラルの群生も見事です。
オオミナベトサカがこんなに多く見れるダイビングポイントは非常に少なく貴重らしいです。

リベンジしたい!

サクラダイやハナダイが多い!

サクラダイの群れ

サクラダイやアカオビハナダイ、ナガハナダイといったハナダイの群れもすごかったです!

今回は流れが全くなかったのとハナダイが1番少なくなる2月のダイビングだったので、あまりまとまりがなく、フィッシュアイのレンズじゃ撮りきれませんでしたが……

この時期、この流れでこの量がいればシーズンはすごそう!! 

駿河湾奥らしからぬダイナミックな大きな根

柱状節理のある根

浅瀬に帰ってくると柱状節理という溶岩が冷えて固まってできたときに出来る独特の地形も見ることができます。

大瀬崎には根がないのでなんだか新鮮な感じです。

ダイバーと根

ダイバーと比較すると大きさがわかりやすいですが、この根自体もかなり面白く、ボート初心者のダイバーとかなら深場に行かなくてもこの根の景色だけでも十分楽しめると思います。

ドロップオフの地形

他にもソフトコーラルが群生するエリアの反対側にはドロップオフが広がっていて、ここもダイナミックです!

イソギンチャクの群生

そして浅瀬には見事なイソギンチャクの群生も!

それこそ根が一面イソギンチャクで覆われていて本当にすごい!

夏場にミツボシクロスズメダイやクマノミがたくさんついたら華やかなんだろうな〜と妄想しながら眺めてました。

ベストシーズンにやっぱり潜りたいな!

サザナミフグ

もっと浅瀬の方にいくと船外機のエンジンが水中に朽ちていて、そこにサザナミフグが休んでいました。
もちろん駿河湾の奥で生物も豊富なエリア!

今回はワイド1本で潜りましたが、これだけソフトコーラルがあればマクロも絶対おもしろいし、ソフトコーラル背景で撮れば美しい写真も撮れそうですね!

淡島のボートダイビングめちゃくちゃありです!

お世話になったショップ

平沢マリンセンター

今回ガイドは大瀬崎を拠点にしたダイビングショップ海童(かっぱ)のスーさん(鈴木さん)にお願いしました!

大瀬崎の大先輩でいつも大瀬の海の生物やその時の旬のネタを教えて頂いてるのですが、今回はお隣の淡島のダイビングも面白いからと誘っていただきました!
本当に面白かった!

そして淡島のボートダイビングは平沢マリンセンターを利用して潜ることになります。
施設がめちゃくちゃ綺麗な上にダイバーが使いやすいように設計されていて本当に快適です。

穏やかなビーチポイントもあり、初心者から上級者まで楽しめるポイントです。

おわりに

ミノカサゴとソフトコーラル

大瀬をメインで潜るダイバーとしては淡島の海を平沢の海を少しなめていたところが正直ありました。

でも実際に潜ると全然そんなことなかった。

こんなに近くでも全く異なる表情があり、異なる魅力があるんだなんて!

やっぱり駿河湾の海って不思議だし面白い!
これからも通っていこうと思います!

ありがとうございました!

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