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モアルボアルはイワシ玉だけじゃない!ハナダイもマクロも超面白い!

モアルボアルのダイビングまとめ

モアルボアルのダイビングの代名詞といえばイワシの大群!

このイワシの大群を目当てに多くの日本人ダイバーがモアルボアルに訪れています。

僕もその1人でよく調べもせずやってきましたが……

実際潜ってみるとモアルボアルの海の魅力はイワシ玉だけじゃない!

ペスカドール島の美しいサンゴにハナダイ乱舞がすごいし、泥地ポイントのカニハゼやモエギハゼといった珍種がザクザク!
そしてショップのすぐ目の前のドロップオフではフィリピンらしいマクロ生物と魅力がたくさん!

さらに僕が訪れた前日にジンベエが出たというポテンシャル!!

モアルボアルはセブ島にある隠れ家的な田舎町で物価も安く、日本からは最短4日間で6ダイブ付、しかもツアー料金は10万円前後という破格さ!

今回はそんなコスパ抜群モアルボアルのダイビングの魅力4選をご紹介します!

しげ

いい意味で期待を裏切られたポテンシャルの高い楽しい海でした!!!

モアルボアルダイビングの魅力①
ペスカドール島でハナダイ乱舞

まずモアルボアルのダイビングで1番最初に感動したのがペスカドール島への遠征でした!

遠征とは言ってもバンカーボートで15分ほどなのですぐ。
特別遠征料金などがかかるわけでもなく海況さえ悪くなければ普通に潜りに行くポイントです。
(他のポイントがボートで3分とか近すぎるだけ……)

このペスカドール島はとにかくハナダイがすごい!!

ダイビング中ずっとハナダイに囲まれているような感覚。

ペスカドール島は小さな島で島の周り全体がダイビングポイントになっているのですが、どこもかしこも魚影が濃い。

水深20m前後にはスジハナダイやフチドリハナダイといった珍しいハナダイが住んでいて根上はキンギョハナダイやメラネシアンアンティアス(フィリピンを代表するハナダイ)やハナゴイがとにかく乱舞!

まるでここは竜宮城への入り口なんではないかと思ってしまうほど…

美しい。

本当にずっとこんな景色がずっと続いているんです。

ペスカドール島周辺はゆっくりと流れていることが多いのですが今回はあまり流れがなくハナダイもだらけきってしまった様子ですが、流れがあると一方向を向いてもっと活気が出てきます。

その中でも特に1番、魚影が濃かったのが島の北東側のポイントで……

ここのハナダイの乱舞は異常!

ハナダイの群れにカブラヤスズメダイの群れも乱入してきてカオスな感じに。

サンゴやソフトコーラルの隙間からぶわっとハナダイが溢れ出てくる様子は絶対に見てほしい。

ペスカドール島はサンゴもめちゃくちゃキレイなんです。

サンゴはペスカドール島に限ったことだけではなく、モアルボアル全体でキャベツコーラルの群生など見事なもの。

モアルボアルでは指示棒やグローブの着用が禁止されているなどサンゴを守るための対策も取られているんですね。

確かにこの美しいサンゴはいつまでも残っていってほしい。

西側にはこんなホールも!

なんだか複雑な形をしていて宮古島のアントニオガウディという地形ポイントを思い出してしまった。

この穴から見上げると海の部分が人の顔に見える感じちょっと似てませんか?

モアルボアルの常連さんの中には「このホールを目指してハナダイの群れをかき分けながら進む時間が好きなんです。」という人もいました。

すごくわかる気がします!

地形、サンゴ、ソフトコーラルそしてハナダイの乱舞!

これがモアルボアルのダイビングの1つ目の魅力です。

ちなみにこのTweetのアオウミガメもペスカドール島で撮ったものです!

全然人を恐れないというか、気にも止めません。

モアルボアルダイビングの魅力②
やっぱり外せないのはイワシ玉

やっぱりモアルボアルのダイビングといったらイワシの大群は外せない。

よく「イワシの大群はすごいけど、それだけじゃね〜〜」という声も耳にする…

確かに僕も50分も潜ると満足してしまった。

しかし、この大群は世界中探してもモアルボアルでしか見ることが出来ず……

自分の吐いた泡を避けるように、ダイバーの動きに合わせて変幻自在に群れが動く様子は鳥肌を覚えるほどダイナミック!

絶対に1度は潜っておきたいポイントです。

初めてみた時の興奮は半端ない!

よく魚が雲のように群れるという表現をしますが……

まさにその通り。

イワシの大群のせいでエキジットするはずのバンカーボートが見えない。

こんなことは普通。

そしてイワシの群れの下には少しサイズが大きめのメアジが群れていて、これだけでも十分大迫力ですが、ここでは脇役になってしまう。

※本当に魚の群れでガイドを見失うし、方向感覚を失うので注意してほしい!

実際、僕もロストしかけてひやっとしたところをガイドの方が迎えに来てくれました。

もう。なにがなんだかわからいほどの群れ!

これだけ魚が群れていると、さぞ遠くの遠征ポイントで流れが早いところなのかと思う人もいるかも知れません。

しかし、イワシの大群のポイントはリゾートからボートで1分弱の超近場。

なんなら水面にはビーチからスノーケリングでぴちゃぴちゃ遊びに来た人が見えるくらい。
岸からも近いポイントなんです。

初心者の方でも安心して楽しめる。むしろスノーケリングでも楽しめるんじゃないかと思うポイントです!

やっぱり1度は見ておきたいモアルボアルのイワシの大群がモアルボアルのダイビングの魅力の2つ目です。

モアルボアルダイビングの魅力③
ゴビーポイントで珍種がわんさか!

「ムーンスポッテッドシュリンプゴビーという日本にはいないヤツシハゼの仲間がいます。」

このハゼをブリーフィングで紹介されたときは「絶対このポイント好きだ」と確信しました。

そう。

モアルボアルにはゴビーポイントといってドロップオフではない内湾性の砂地から泥地まであるハゼや様々な珍種がそろったマクロポイントがあるんです。

ここがとにかく面白い!

ゴビーポイントは1〜5まであるのですが今回はまとめて紹介します。

まず驚いたのが……

モエギハゼがいるということ!
しかも水深25mに!

石垣島では水深35mくらいまで頑張って潜っていたのに、こんなに浅いとは!

しかも追加料金を払えばナイトロックスの利用もできるのでモエギハゼを十分粘って写真撮ることが出来るんです。

めちゃめちゃ良い環境!!!

個体数が多いので引っ込んでしまっても次々と写真を撮れるのでおすすめですよ!

水深10m前後にはカニハゼまで!!!

カニハゼといえばその独特の模様と動きが可愛くてダイバーからは大人気!

今回もヒレ全開でアピールしてくれました。

普段はペアでいることが多いのですが今回は相方は見当たらなかったな〜

他にもジュウモンジサラサハゼやシマカスリハゼ、シマオリハゼなどハゼは目白押し!

ハゼを探していたらリングアイジョーフィッシュも!!!

目の周りにぐるっと黒い模様があるのが特徴です。

フィリピンエリアではゴールドスペックジョーフィッシュという金の眉毛の模様があるジョーフィッシュは多いのですがリングアイは貴重ですね。

他のジョーフィッシュに比べて臆病なのですが粘って待てば、ひょこっと顔を出して周囲をうかがう姿が見れますよ。

ハゼ以外ではクジャクスズメダイやスズメダイモドキなどちょっと珍しいかわいい系のスズメダイがいたり本当に面白い。

水深3mではマンジュウイシモチがいました!

しかもサンゴじゃなくて倒木についてる。

幼魚から大人までいて、本当にカワイイ!

マクロに興味ない人もゴビーポイントで小さな生き物をじっと観察していると好きになっちゃうかもしれないですよ!

この珍種や変わった生物が多いのがモアルボアルのダイビングの3つ目の魅力です!

モアルボアルダイビングの魅力④
ショップ前のドロップでマクロを!

ショップの目の前のドロップオフが面白い!

ショップの前はワイドに見ればサンゴや先程紹介したイワシの群れがすごいのですが普通にマクロで潜ってもフィリピンらしい魚たちがたくさん見れて十分楽しめるんです。

例えば上のキャンディーケインドワーフゴビーのようなカワイイハゼもたくさんいます。

同じセブ島のポイントでもリロアンエリアでは個体数が多くはないのですがモアルボアルには大量に。

いろんなシチュエーションにいるので面白いですね!

他にも頭に模様があるストライプドヘッドドワーフゴビーや、

ホシクズベニハゼやメガネベニハゼ、ホテイベニハゼなどベニハゼだけで1ダイブできそうなくらい様々な種類がいます。(このストライプドヘッドもリロアンよりも全然多かった。)

少し深いところ、水深20mくらいにはピグミーシーホースのデニスというタイプも居着いています!

ちょっと痩せている子ですがペアになっていることも多く、ペアのときはお腹の大きなオスも見られるそうです。

タツはオスのお腹でタマゴを育てる

タツの仲間はオスのお腹に育児嚢というタマゴを育てる袋を持っています。
カンガルーと一緒でオスがこどもを育てます。

なのでお腹の大きい個体はオスなんですよ!

フィリピンでは多いニチリンダテハゼ!

ですが……

なんかおかしい……

 

そう。
ニチリンダテハゼのトレードマークである背ビレにある黒い丸が2つに分かれているんです!

ニチリンダテハゼを紹介された時「よくいるよね」なんて思っていたら、こんな独特な特徴がある子を紹介していたなんて現地ガイドの情報はすごいですね!

  

ふんわりが続いたのでシックに黒抜きも!

フィリピンのスズメダイといえばこのスプリンガーダムゼルかな!!

サンゴの上にこれでもかといました!
よくセブには来ていたのですが実は初めて見て嬉しかった個体。

他にも日本にはいないけど、フィリピンでは定番のローラランドダムゼルやタルボッツダムゼルやブリーカーズダムゼルなどもたくさいて楽しめると思います!

ショップの目の前のドロップオフでも楽しめるマクロ!これがモアルボアルのダイビングの魅力の4つめです。

さてここまではダイビングのことについて紹介してきましが、次章ではそもそもモアルボアルってどこだ?って方に向けてご紹介していきたいと思います。

モアルボアルとは

モアルボアルの風景

モアルボアルはセブ島の南西側にある田舎町で、セブシティからバスで約3時間の距離にあります。

バックパッカーのヨーロピアンが非常に多く、ダイビング以外にもスノーケリングなど様々なアクティビティがありお土産店や飲み屋さん、マッサージ屋さんなどが多く、観光で訪れても十分楽しめる街です。

モアルボアルへの行き方はバスとタクシーの2種類あるのですが、ダイバーは荷物が多いし翌日にダイビングが控えていることも多いのでタクシーで楽して行ったほうが良いでしょう。

ほとんどの旅行社のツアーは最初からタクシー料金も含まれていますし、ダイレクトでショップに予約してもタクシーを手配してくれるでしょう。

ただセブシティからのバスは300円程度ととにかく安いのでバックパッカーの方や海外慣れしている人はバスでも良いかもしれません。

お世話になったショップ

チキチキダイバーズの店内

お世話になったショップはチキチキダイバーズさんです。

ログの際にこんなカワイイログが飾ってあったのが印象的でした!

夜はガイドの方にご飯に連れて行ってもらったりモアルボアルの町を楽しめるような体制もバッチリ!

おわりに

ふらっと気軽に訪れたモアルボアルでしたが、行ってみたら大正解!

イワシの大群だけじゃなくてハナダイの乱舞もマクロも超おもしろいポイントでした。

そして何より日本から最短4日で行ける効率の良さとコスパの高さは半端ない。

初めて海外に行く人にも学生旅行にもオススメできる場所だと思います。

今回は1泊2日の短い滞在となってしまったので、今度はゆっくり潜れるようにして行きます!

モアルボアルの他にフィリピンでおすすめのポイント

モアルボアルと同じくセブ島南部のポイントのリロアン!
マクロ生物の豊富さ、また自称レッスンプロの関口さんによる無料のフォトセミナーは効果抜群。
世界で1番写真が撮りやすい海です。

プエルトガレラのダイビング風景

こちらはマニラから行くポイント!
ペスカドール島よりもハナダイとソフトコーラルの量がすごい!
マクロ生物も豊富で誰が行っても楽しめる海です。

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合わせてみてみてください!
今すぐにでもダイビングしたくなりますよ!!!

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