ゆったり生物が見たい人には黄金崎のダイビングがおすすめ!

黄金崎 ダイビング

 

「まるで宝探し。じっくり小さなマクロ生物を探す。」

黄金崎のダイビングをそう表現する人もいます。

黄金崎は伊豆半島の西海岸のちょうど中央にあるポイントで、1年を通して穏やかな海況でのんびりとした雰囲気が漂うビーチです。

黄金崎のダイビングは決してダイナミックな景観が広がるエリアというわけではありません。
しかし穏やかな海には美しいマクロ生物たちがたくさん潜んでいます。

水深も浅く穏やかな砂地が広がるため、フォト派の方のんびり生物を観察したい方、ダイビングを楽しみながら上手になりたい方にオススメです!

しげ

黄金崎のダイビングは伊豆で1番写真が撮りやすい環境だと僕は思っています!

黄金崎といえばネジリンボウが見たい

黄金崎のダイビングといったら、まず思いつくのはネジリンボウでしょう!

伊豆半島ではアイドルとして紹介されることの多い魚ですが黄金崎ではほぼオールシーズン、秋口には普通種のようにそこら中にいることもあるんです。

こんなにネジリンボウが見れる場所って実は珍しい……!

というのもヒレナガネジリンボウは沖縄や海外など熱帯地域にもいるんですがネジリンボウって温帯域にしかいないんですね。

だから本州から鹿児島までは多いですが沖縄からは個体数が減ってしまうんです。

しかも、黄金崎のネジリンボウはめちゃくちゃ寄れるん!

なんでなんでしょう?

もちろん寄りすぎると逃げてしまうんですが、他のポイントに比べてずっと楽に寄れる。

ダイバー慣れしているからなのかはハッキリしませんが、のんびりした個体が多いです。 

真上から後ろから様々な角度からアプローチできちゃいます!

ネジリンボウで遊べるってどれだけ贅沢なんでしょう。

 

もちろんヒレナガネジリンボウもいます!

僕が訪れた2019年11月は同じ穴に4個体のヒレナガネジリンボウが住んでいました。

ネジリンボウよりもピンと旗みたいに伸びた背びれがカワイイですね!

めちゃめちゃ小さい子もいました!!

かっかわいいい。

この子は臆病でなかなか出てきてくれませんでしたが、じっくり寄れば近づくことができました。

頭だけが黄色いのがネジリンボウの仲間の特徴でホントに愛くるしいですよね。

ずっと見てられる。

ハゼの種類がとにかく多い

黄金崎のダイビングではネジリンボウ以外にも様々な共生ハゼが住んでいます。

写真も伊豆ではちょっとめずらしいハチマキダテハゼ。
目を通る茶色い線がハチマキのようなのでこの和名になったそうです。

そしてとにかく普通種と言われる共生ハゼがとにかく多い。

オニハゼにしてはキレイめな個体がいたり、

ダテハゼやミナミダテハゼなんかはそこら中に!!

場所によっては着底する場所がないんじゃないかと思うほど多くのハゼが住んでいる場所もあります。

そして、やっぱり寄れる!

めちゃくちゃ近くまで寄ることができます。

いろんな構図が楽しめるのでカメラが好きな人はたまらなく楽しいと思います。

またダテハゼなどの共生ハゼはテッポウエビと一緒に生息しています。
エビとハゼの関係性を観察するにももってこいですね。

ハゼとエビの共生

テッポウエビとハゼは共生関係にあります。
ハゼの隠れる巣穴はテッポウエビが潜って掘り作ります。
それに対してハゼは視力のないエビが外的に食べられないように見張り役を努めます。

よく観察すると僕らダイバーが近づくと、ハゼがテッポウエビにこれ以上出てくるなよと尻尾を振って合図を送っています。

話をハゼに戻すと、少し泥っぽい場所を好むカスリハゼもいました!

背中の青い模様がワンポイントのオシャレなやつです。

この子は臆病でいくらハゼに寄りやすい黄金崎とはいえ苦戦させられました。

それでも黄金崎は全体的に深度が浅いのでじっくり粘っても大丈夫なんです。この子も14mくらいにいました。

他にもオトメハゼがせっせと巣穴を作っていたり

アカハチハゼのペアがイチャイチャと泳ぎ回っていたり、

地味だけど、なんとなく見ると目についてしまうクロイトハゼもたくさんいました!

クロイトハゼは産卵シーズンになると大きな山のような巣穴を作ることでも有名で、せっせと石を運んでいる姿はなんとも愛おしいです。

いつもいるわけではないですが、
今回はハタタテハゼも見ることができました!

沖縄では普通に見れる魚ですが伊豆だと秋口のレア生物!

伊豆らしく背景は緑抜きで。

とにかく黄金崎のハゼは種類も量も豊富です。
しかも寄れる!

フィッシュウォッチングをするには最適な場所ですね。

黄金崎のダイビングの魅力は豊富なマクロ生物!

黄金崎のダイビングで見れるのはもちろんハゼだけではありません。

伊豆を代表するようなマクロ生物も多く出現します。

黄金崎は白い砂地にケーソンがいくつか置かれていて、そのケーソン同士をガイドロープで繋いでいます。

このケーソンやガイドロープに様々な生き物が付くんです!

しかもロープやケーソンだからめちゃくちゃ探しやすい。

定番はロープに着くタツの仲間たち!

今回はオオウミウマでしたがサンゴタツなど様々なタツが付きます。

立派なハナタツなんかも16mにある沖のケーソン周りではよく見ることができるんですよ!

しげ

僕も初めて自分でハナタツを見つけたのは黄金崎で、すごい嬉しかったのを覚えています。

春先から夏にかけてはガイドロープに海藻がたくさん付き、その周りにはタツノイトコやコノハガニが大量に着きます。

他にはロープに擬態するカミソリウオも!

黄金崎の生物の拠り所にガイドロープがなっているんですね。

砂地にもホシテンスやカレイ、ヨメゴチなど様々なマクロ生物が潜んでいます。

ゆらゆらと揺れるホシテンスがめちゃくちゃカワイイ。

少し奥の方まで泳いでいくとソフトコーラルもたくさん出てくるので、ソフトコーラルを絡めて写真を撮ることも出来るようになります。

イソバナカクレエビやオルトマンワラエビなど甲殻類もソフトコーラルのエリアには多く見られます。

夏から秋にかけては黄金崎にも様々な季節来遊魚がやってきます!

ゴマハギの幼魚

ゴマハギの幼魚

カンムリブダイの幼魚

カンムリベラの幼魚

ルリホシスズメダイ幼魚

ルリホシスズメダイ幼魚

そして今年はなんと奇跡的なかわいさのルリホシスズメダイまで流されてきました!!

まさか伊豆でルリホシちゃんの写真が撮れるなんて!

この可愛さは反則レベル。20分も粘って撮っちゃいました。

黄金崎の浅場はミヤコキセンやメガネスズメダイなど南方のスズメダイが出ることが多く最後の最後まで気を抜けないですね。

  

あとマクロではないですが黄金崎のダイビングといったらマダイのダイちゃんも忘れないであげてくださいね。

エントリー場所で僕らダイバーが来るのをいつも待っています。

僕らのフィンキックで舞い上がったエビ・カニを狙ってダイバーのあとを付いてきます。

人懐っこい姿がホントにかわいい。

黄金崎ホール

実は黄金崎にも地形ポイントがあるんです。

水深5mを移動すること10分、頑張って泳いだ先にあるのが…

黄金崎ホールです!

意外とちゃんと地形ポイントやってるでしょ。

上から差し込む光と外側の海の色が異なっていて幻想的。
ビーチポイントから行ける地形って考えると十分楽しめます。

しかも上はホールになっていて顔を出すことができます。

よくグループで潜りに来た人はここで記念写真などを撮っています!

しーーんとした静かな空間に聞こえるのは波の海が動く音だけで心落ち着空間です。

黄金崎はバディダイビングも超おすすめ!

黄金崎のダイビングはバディダイビングも超おすすめです!

良くも悪くも地形的に変化の少ない黄金崎は深度の変化も少なく海が穏やかなことが多いです。

しかも上の写真のようにガイドロープが丁寧に貼られていて次の目印の場所まで方向を教えてくれます。

すこしやり過ぎな気もしますがめちゃくちゃ丁寧で助かる!

そのロープの先には目印になるケーソンがあります。

生物は砂地よりもケーソンやロープに着くことが多く、非常に生物を探しやすい。
自分で探す楽しみも出てきますよ!

もちろん最低限ダイバーとしてのスキルは必要になりますがバディダイビングでは自分の行きたい場所に行くことが出来るし、バディと打ち合わせしておけば好きなだけ好きな生物を見てられるので本当に楽しいです。

 

ケーソンやロープのあるエリア以外はこんな感じに砂地が広がっています。

最大深度は18mと浅く急に深場に落ちていくこともないのが安心ですね。

広い設備でダイビングも楽々!

黄金崎ダイビングセンターは施設も広々としていて開放的です。
雨が降っても屋内が充実しているので快適に過ごすことができます。

夏は冷房も効いているし、寒い時期はストーブが出ていてぬくぬくと。

セッティングスペースや器材洗い場、干場もたくさんありダイバーのことを考えられた設備です。

エントリーはこんな感じのスロープを通っていきます。

手すりが付いているので波がある日は手すりににつかまりながらエントリーしていきます。

目の前に見えるのが黄金崎の名前の由来にもなった夕陽で黄金色に染まる断崖です。
美しい景色を見ながらエントリーできますね。

近くの観光情報としては黄金崎ダイビングセンターの裏を歩いていくと観光地として有名な馬ロックがあります。

この馬ロックは静岡県の天然杵物にも指定されていてダイバーだけでなく多くの観光客が訪れます。

黄金崎はダイビングをしたついでにこんな美しい景色も見て帰れるのがすごく良いですね。

西伊豆の夕陽は本当に美しいのでぜひ見て欲しい。

おわりに

黄金崎のダイビングの魅力はやっぱり豊富なマクロ生物です。

僕が訪れたのは秋だったので南方種が多くいましたが冬は冬でウミウシが多かったりとオールシーズン楽しめます。

またこんなに穏やかで深度も最大で18mと比較的浅めで写真を撮る人には本当に最高の環境が整っています。

僕もいろいろカメラで遊びたい時は黄金崎にやってきて穏やかな環境で試しています。

個人的に伊豆半島でカメラの練習をするには1番良い環境なんではないかと思っています。

ぜひ気になった方は黄金崎にダイビング行ってみてくださいね!

協力:黄金崎ダイビングセンター

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