僕が世界で1番好きなラジャアンパットのダイビングの魅力を伝えたい

あなたはラジャアンパットの海でダイビングしたことがありますか?

ラジャアンパットは赤道直下のインドネシアにあり、4つの島に囲まれた狭い海域を指します。

この狭い海域には世界で見れる魚類の10分の1の約1500種が生息し、サンゴに関しては世界で見れる4分の3が生息しています。
また特異なラジャアンパットの環境から固有種や新種が未だにバンバン発見されるという世界で注目される海です。

その生物の豊富さと多様性からラジャアンパットは奇跡の海と呼ばれ、世界中のダイバー、そして魚類学者や研究者たちを魅了してきました。

ラジャアンパットのダイビング風景
しげ

こんにちは水中写真家の茂野です。
世界中を潜ったダイバーが辿り着く最終地点。それがラジャアンパットだと僕は思っています。

僕はダイビングの道に進むにあたって、銀行員を辞めてから半年間の間ラジャアンパットの海で修行をしました。その後様々な海で潜りましたが、やっぱりラジャアンパットが世界で1番好きな海です!

今回は誰よりもラジャアンパットでダイビングをしてきた僕が「一体何がそんなにすごいのか?」「なぜこんなにすごいのか?」といった魅力を徹底的にご紹介します!

ラジャアンパットのダイビングの魅力

ギンガメアジの群れ

とにかくラジャアンパットの海が魚がぐちゃぐちゃでカオスなんです。

まずは魚の量が圧倒的で時には壁のように群れるウメイロ、タカサゴ類によってガイドが見えなくなるほど。 頭上に群れが来ると水中が暗くなることもあります。

そして魚の量が多すぎて居場所が少ないのか魚の密集度もすごい!

よく魚の量は多いけど散らばっていて写真が撮れないなんて事もありますが、ラジャアンパットに関してはそんな心配は皆無です。

魚圧という言葉がピッタリなほど魚の量と密度で圧倒してきます!!

ニセタカサゴの群れ

魚の量と密度が濃いだけなら他の海にもすごいとこはあります。

しかしラジャアンパッドが本当に凄いのは1種類の魚が群れているのではなく多種多様な魚がゴチャゴチャと混じり合っていることなんです。

例えばウメイロ、タカサゴ系の魚でも最初は上の写真のようにニセタカサゴがぶわっと群れていたかと思うと……

ウメイロモドキ群れ

その背後にはユメウメイロが川のように流れてきて視界を防いだと思ったら…

ピンじゃろスナッパー群れ

ピンジャロスナッパーというパプアニューギニア方面で見れるウメイロの仲間が現れたりします。

ピンジャロスナッパーは他の海じゃあまり見れない群れだし、ウメイロなのに赤色系というのがすごくキレイで見るとついついテンションが上がりますね!

他にも頭が黄色のバナナフィージュラやピンクストライプフィージュラなど、とにかく様々な魚が群れています。数十種類の魚がごちゃと群れているなんて日常茶飯事。

これだけウメイロ類がいれば……

そう捕食者も集まってきます!

ロウニンアジのアタック

突如群れが動きだしと思ったらロウニンアジ群れにアタックしていたり後ろからカスミアジの編隊が続き……

バラクーダの群れ

バラクーダも大型のタイプのイエローフィンや少し小型のブラックフィンバラクーダなどが入り混じって登場します。

他にもイソマグロやニジョウサバ、ブラックチリーフシャークなど捕食者全員集合でウメイロ系の群れを追っています。

 

このカオスさ伝わりますか?

 

食べられる側は全員揃って逃げる。
食べる側も全員揃って群れを追う。

そしていつの間にかわけわからないくらに魚がゴチャゴチャに混じっていくんです。

この光景は見た人にしかわからない。
写真や映像では伝えきれないくらいのダイナミックさと魚が入り混じる動きがあります。

ちなみに今紹介した紹介した景色は「My Reef」というポイントのたった1本で見れました。

すご過ぎる!!

でも更にカオスなことに……

こんな魚が群れ群れで圧巻のショーが繰り広げられている中、一切この光景を見ずにマクロに夢中になっている人もいるんです。

ピグミーシーホース

というのもラジャアンパットはワイドだけのポイントというものがなく、すべてのポイントでマクロも超面白いんですよ!

中層は魚群れ群れですが……
根周りでは同じウチワにピグミーシーホースが4個体も付いていました。

ラジャアンパットではピグミーとマンタが一緒に見れたり、カニハゼとバラクーダの大群が同時に見れる場所など、とにかくワイドとマクロの区別がない。

スプレンディッドティーバック

もちろんピグミーだけじゃなくラジャアンパット特有のメギスのスプレンディッドティーバックというこんな可愛い生物も一緒に見れるんです。

しかもマクロを撮っていたら……
急に目の前に大きなサメが現れたりも!(時にはマンタ!)

タッスルドウォビゴン

タッスルドウォビゴンというラジャアンパットに多い底生のサメですが大きいものは普通に体長1mを越えます。

もうカオス過ぎますよね!

しかもこれにプラスして無数のサンゴやソフトコーラルが広がっていますからね。

サンゴの写真

ラジャアンパットでダイビングをする際は相当気合を入れたほうが良いと思います。

どのポイントも次から次へと見所が登場するので息つく暇もありません。

このゴチャゴチャとしたカオスなラジャアンパットの魅力に取り憑かれたダイバーはこんなに秘境で行きづらい場所に何度も通ってしまう。

また他の海で潜った時になんだか物足りない気分になるそうです。

ラジャアンパットのダイビングの魅力はまだまだありますが……

詳細は後半にもう1度ご紹介するとして、ここで一旦なぜラジャアンパットの海はこんな奇跡のような場所なのか?

その理由や成り立ちをご紹介していきたいと思います。

ちなみにその鍵は氷河期や大陸移動にありました。

ラジャアンパットとは!?

クルーズ船

まずはラジャアンパットがどこにあるのか?
これを知っている人も意外と少ないかもしれませんがインドネシアにあります。

しかしインドネシアといってもジャカルタやバリとは全然違う場所にありパプアニューギニアのあるニューギニア島のインドネシア領ソロンという町にあります。

まだ「よくわからん」という方も多いと思いますので日本から行き方を見てみましょう。

ラジャアンパットへの行き方

まずは羽田からジャカルタに飛行機で飛びます。そのあとジャカルタからソロンというニューギニア島の町まで国内線で飛びます。これが上の画像です。

ちなみにジャカルタとソロンの時差は同じインドネシア内でも2時間あります。(ソロンと日本の時差はありません)

クルーズマップ

このソロンからクルーズ船に乗り込み……
舟に揺られること約5時間で着くのがラジャアンパットの海です。

この遠さが秘境と言われる所以です。日本からはまだ近い方でヨーロッパやアメリカから来るダイバーを考えるとものすごい旅路ですね。

4人の皇帝の伝説が残る海

島の写真

ラジャアンパットはインドネシア語で「ラジャ=王様」「アンパット=4」で4人の王という意味があります。

ラジャアンパットは南からミソール島、サラワティ島、バタンタ島、ワイギオ島という4つの島からなる海域を指します。

かつてはこの島ごとに4人の王が存在して統治していたという伝説が残ることが名前の由来となっています。

なぜ独自の生態系を持っているのか?

サンゴの豊かな風景

ラジャアンパットの海がなぜこんに豊かで多様性があるのか、また固有種が多いのかという理由は以下のことが考えられています。

  1. 年間を通して水温が一定で魚が成長しやすい。
  2. 雨が多く森からの養分が豊富に流れ込み栄養が豊富。
  3. マングローブ域が多く幼魚が育ちやすい環境がある。
  4. プレートの移動により3つの大陸が重なる。
  5. 氷河期の海面の上下により他の海と孤立した場所ができた。

この1〜3の理由は簡単ですね。

要するに栄養が豊富で魚にとって隠れ家も多く魚が大きく成長しやすい環境にあるということですね。

ラジャアンパットの多様性を理解するのに大事なのは4と5、プレートの移動と氷河期による海面の上下です。

プレートの移動により3つの大陸が重なる

大陸移動のイメージ画像

さきほどラジャアンパットは4つの島からなるという話をしましたが、実は遥か昔はこの島々はまったく別の場所にあったのです。

それぞれの島はユーラシアンプレート、太平洋プレート、そしてオーストラリアンプレートと異なるプレートの上にあり、それが長い年月をかけてラジャアンパットで重なり合ったんです。

サンゴや生物はプレートによって生態系を作っていくのでその3つが交わるラジャアンパットはまるで生態系の交差点のような場所で、様々な生物が入り混じっているんです。

氷河期による海水面の上昇

ラジャアンパットの上から見た写真

ラジャアンパットには無数の島が入り組んでいて複雑な地形をしています。

氷河期に海水面が下がることによって海として繋がっていた場所が孤立し、湖のように出口のない海になります。

その囲われた海で生物たちが独自の進化を遂げる。
そして海面の上昇とともに再び海が繋がり、独自の進化を遂げた生物が外海へと広がっていく。

これを繰り返すことによってラジャアンパットは固有種の宝庫となり独特な海になっていったと考えられています。

独自の進化を遂げた歩くサメがいる

ラジャエポーレットシャーク

ラジャエポーレットシャークは胸びれと腹びれ交互に使い海底をよちよち歩いて移動するサメです。

インドネシアには他にも3種類のウォーキングシャークがいますが、ラジャエポーレットシャークの特徴は名前の由来にもなる体の側面にエポーレット(憲章)のような模様があることです。

ウォーキングシャークはラジャを訪れた魚類学者をも驚かせ、日本でもテレビで紹介されてから大人気となり、ラジャアンパットを代表する魚となりました。

ちなみにウォーキングシャークが歩くようになった理由は氷河期により閉鎖された海中環境が出来た時に、陸を歩いて越えようとして独自の進化を遂げたのではないかと考えられています。

このウォーキングシャークが観察できるのは夜だけ!
夜行性で昼間はサンゴの隙間で寝ているため滅多に見ることは出来ません。

なのでラジャアンパットではぜひナイトダイビングをしましょう!

ナイトさえ潜ってしまえば、1クルーズ中でほぼ100%見れると思います。

バンテッドトードフィッシュ

ラジャアンパットはナイトダイビングがめちゃくちゃ面白いんです!

例えば一見地味に見えるこの魚、トードフィッシュは水中でゲコゲコとダイバーが聞こえるくらいの音を出して威嚇します。

さらに繁殖期になると自分の周りにたくさんの子供を抱え子育てをする姿も見られるなど魚らしくない生態系が今注目されているんです!

ムチカラマツエビ

もちろん、通常のナイトダイビングで見れるエビ・カニやイカ・タコなどもこれでもかというほど出て来ます。

普段はナイトダイビングなんて絶対しないという方でもラジャアンパットに来るとナイトをせずにはいられなくなるほど魅力があります。

とにかく魚影がすごい!大物も!

桟橋の下で撮った写真

ラジャアンパットのダイビングの魅力のところでも書きましたが、とにかくラジャの海は魚種、量、密度が半端ない!

ただの桟橋の下でさえ、ギンガメアジやタカサゴ類がグチャッと溜まっていて迫力満載。

ギンガメトルネードってやつがこんなに簡単に見れちゃうんです!

ギンガメアジとアカククリ

そしてラジャアンパットではギンガメアジは普通種です。

もはや背景として……
こんな感じでツバメウオと一緒に撮ってみたり!

めちゃくちゃ贅沢ですよね。

あ、ラジャアンパットではツバメウオの仲間も多くて、ナンヨウツバメウオ、ミカヅキツバメウオ、アカククリ、ゼブラバッドフィッシュと同じツバメウオでもいろんな種類がいます。

ツバメウオ群れ

時には200匹以上の大きな群れになって登場することも。

ツバメウオは沖を泳いでいることが多いので沖側を見てるとこの光景もよくあります。

さきほどはタカサゴ系の群れもすごいと書きましたが、中層にはタカサゴ系だけでなく、ブルーユニコーンやサザナミトサカハギなどのハギ系もめちゃくちゃ多い!

ハギ系の群れ

ラジャのハギ系は1個体1個体が大きく、なかなか迫力があります!

群れを追う捕食者もめちゃくちゃいろんな種類がいます。

これだけいると逃げる側もたまったもんじゃない!

カスミアジの編隊

大体まず1番最初にやってくるのがカスミアジの群れ!

ウメイロ系をガンガン追っていきます。

カスミアジが来ると海の中が騒がしくなるので一瞬でわかります。

ロウニンアジ

その後を優雅に泳いで来るのがロウニンアジ!

ロウニンアジが捕食モードになると本当にすごい。

「ガバッ!!」と魚が逃げる音が水中で聞こえてくるんです。

この光景はカメラを撮るもの忘れてしまうくらいの大迫力。

絶対1度は見てほしい光景です。

丸々太ったグレイリーフシャーク

丸々太ったグレイリーフシャーク

ブラックフィンバラクーダ

ブラックフィンバラクーダ

イエローフィンバラクーダ

イエローフィンバラクーダ

ナポレオン

ナポレオン

 この辺はラジャアンパットでダイビングをすれば必ず見れると言って良い大物たちです。

いろんなポイントで出てくるので、クルーズの後半になると「バラクーダか!もういいかな〜。」なんて贅沢な気持ちになってきます。

ホントにラジャのむれむれ度合いは半端ないですよ!

ぜひこの魚圧を皆さんに感じてほしい!

巨大マンタも登場

白色のマンタ

ラジャアンパットのマンタはとにかく大きい!
ほとんどの個体が3mオーバーの巨大マンタです。

しかも時にはナンヨウマンタという6mサイズも登場するから侮れない。

ラジャアンパットの海域にはクリーニングステーションやフィーディングポイントが数箇所あり高確率でマンタに会うことが出来ます。

もちろん、マンタポイント以外でも不意打ちで現れるマンタも多いです!

ブラックマンタ

もちろんブラックマンタも!

ホワイトと同じくらいの確率でブラックマンタにも出会うことが出来ます。

ブラックマンタに会うのが憧れだったという方もいるくらいで、実際に見るとやっぱりカッコいいし、スマートな感じが魅力的です。

僕も白より黒のマンタのほうが好きですね。

写真を見てもらえばわかると思いますがラジャのマンタはホントに触れるまで近寄ってくることもありますし、数が多い!

1ダイブ4〜5枚見れることもザラではないんです!

モブラの群れ

運がいい時はこんなモブラに遭遇することも。

群れになって中層を泳いでいる姿は、まるで空を飛んでいるようでマンタより好きという人もいます。

今回は10匹程度の小さな群れでしたが、大きなときは50匹くらいのモブラが見れることもあります。

地球上のサンゴの7割超が存在する

サンゴの写真

ラジャアンパットのサンゴはとにかくすごい!

様々なサンゴがひしめき合い、ところせましとサンゴで溢れています。

まさにその光景は地球の原風景、太古の地球。

ソフトコーラル

ちなみにラジャアンパットは無印良品の全店舗に飾られていた地球の原点をイメージしたポスターに使われています。

ラジャアンパットでは世界で見れるサンゴの75%以上、600種以上のサンゴの種類があふれているんです。

ウミウチワ

ただ、個人的にはサンゴだけでなくソフトコーラルもめちゃくちゃあるし、大きいのが好き!

他のポイントじゃなかなか見られないような巨大なものがあります。

このサンゴやソフトコーラルが生物の隠れ家となり、豊かな生態系を築いてるんですね。

固有種の宝庫マクロが超面白い

ピクチャードラゴネット

ここまでラジャアンパットのワイドの魅力をとくとご紹介してきましたが……

マクロもめちゃくちゃ面白いんです!!

ラジャアンパットには本当に多様な環境がありサンゴ域やソフトコーラルの群生、真っ白な砂地からドロップオフのような地形、そしてマクロ生物が豊富に潜む泥地まで。

マクロだけでも十分楽しめる!

例えば上の写真のようなニシキテグリの色違いバージョンのピクチャードラゴネットも見れます!

ニシキテグリの仲間といえば夕方のダイビングというイメージがありますが、昼でも観察しやすいポイントがあり比較的写真の撮りやすい場所があります。

ニシキテグリ

もちろん本家ニシキテグリも見れます!

マンジュウイシモチ

他にも人気どころでいうと、マンジュウイシモチやカニハゼ、ギンガハゼやネジリンボウと様々な人気生物がいます。

特に共生ハゼの仲間は珍しいタイプも多くとにかく面白い!

ラジャアンパット特有の魚としては……

テールスポットコームトゥースブレニー

このテールスポットコームトゥースブレニーがめちゃくちゃカワイイ!

固有種ではないですがラジャアンパットに非常に多く絶大な人気を誇っています。

ラジャアンパットでは準固有種のような他の地域では珍しいけど、ラジャにはいるといった生物が非常に多い。

テンツキチョウチョウウオやベルベットエンゼルフィッシュといった希少種も多くいて奇跡の海と呼ばれる所以を感じることが出来ます。

ピグミーシーホースは3種類も

ラジャアンパットにはピグミーシーホースも多いんです!

それこそマンタを見ている横でピグミーを撮っている人がいるくらい。

よく見られるのは3種類です。

1番有名な誰もが知っているタイプのバルギバンディ

1番有名なバルギバンディ

体がツルツルでオレンジ色の個体が多いデニス

ツルツルな体のデニス

1番見つけづらくて地味なのがポントヒ

ピグミーシーホースは深いイメージがありますが、ラジャアンパットでは20m付近でよく見られるため比較的じっくり写真を撮ることが出来ます。

ただピグミーは大きくても1センチほど……

なかなかピントを合わせるのが難しいので何度も挑戦してみて下さい。

リクエストすると様々なポイントで見せてくれますよ!

基本的にはこの3種のピグミーが見れますが、運が良ければ葉っぱのようなコールマンというタイプや真っ赤なサンタクロースという非常に珍しいタイプも見れるかもしれません!

豊富な固有種たち

バタンタドティバック

固有種のバタンタドティバック。ラジャアンパットの島の名前が付いている。

ラジャアンパットの海は固有種だらけ!

多様な水中環境を持つこの海では生物が独自の進化を遂げ混ざり合うことを繰り返した固有種の宝庫なんです。

固有種ではなくてもラジャ限定カラーの魚や限定の模様など、他の海と少し違った特徴が出てくるのが面白いんです。

ラジャアンパットコーラルゴビー

ラジャアンパットコーラルゴビーというこのオヨギイソハゼの仲間も固有種です。

エダサンゴの周りに群れていてクルーズでは必ず見ることができます。

地味な魚ですが現地のガイドの方が固有種として事前に教えてくれるので、マニアックにマクロを楽しむのも最高に面白いですよ!

しげ

今まで紹介した生物はクルーズに乗れば、ほぼ見ることが出来ます。
それくらいラジャの海は豪華で面白いんです!

あ、ちなみにウォーキングシャークも固有種ですよ!

マングローブの木漏れ日が美しいパッセージ

マングロームの隙間から差し込む光

パッセージはワイゲオ島とガム島という2つの島の間にできた水路のポイントです。

潮の干満によって流れの向きが変わり、まるで川のような激流になることもあります。

この特異な環境が作るパッセージの環境は独特で、1つ目の楽しみはマングローブからの木漏れ日をホールの中から見ること。

僕が訪れた日は厚い雲に覆われたどんより暗い日……

パッセージの美しい木漏れ日はありませんでしたが、普段は写真の緑の部分から強い光が差し込んできて本当に幻想的な光景が広がっています。

1000本を越えたダイバーの方々がこの光景はパッセージ以外では見たことがないという。

そのあと青の回路という鍾乳石が削られて出来た地形を通っていきます。

ここもまるで青の洞窟のように幻想的なブルーが広がっていて本当に美しい。

2つめの見どころは水深1mに広がる巨大なイソバナです。

この光景も特異で、パッセージという汽水域のマングローブから豊かな栄養素が運ばれる、また常に流れが強く潮通しが良い環境から生まれたと考えられています。

ここも晴れていると幻想的に光が差し込み、世界中のカメラマンたちを魅了してきました。

しげ

めちゃめちゃ悔しいので来年リベンジしてきます!

ラジャアンパットあるあるなんですが……

こんなにワイドなポイントなのにマクロもめちゃくちゃ面白いんです。

ギンガハゼ

とにかく砂地にはギンガハゼがわちゃわちゃといます。

しかもどの個体も堂々としていて簡単に寄れる。

黄色だけでなく白黒バージョンもいるなどハゼも十分楽しめる。
他にはウミウシも多くホヤなどきれいな背景の上に隠れていることもよくあります。

テッポウウオ

水面もよく観察してみて下さい。

パッセージは汽水域の魚も多くテッポウオという水を飛ばして飛んでいる虫を落とす魚もいます。

めちゃめちゃすごくないですか!?

ホソスジマンジュウイシモチ

ホソスジマンジュウイシモチという可愛くないタイプのマンジュウイシモチの仲間もいます。

ちょっと薄暗いところにいるので不気味な雰囲気を漂わせていて面白いです。

この日は天候が悪くパッセージ本来の魅力を伝えきれませんでした。

しかし、パッセージはラジャアンパットを代表する美しいポイントで絶対に潜ったほうが良いです。

絶対にクルーズがオススメ

ダンシングウィンドウ号

インドネシアの伝統的なペニシスタイルという木造船でクルーズをする。

大航海時代に西洋から伝わった造船技術がいまだにインドネシアでは引き継がれ、インドネシアのクルーズ船は7枚の帆を貼る帆船スタイルが多い。

7枚の帆は7つの海を安全に航海できるようにと願いが込められています。

もちろん、木造船でインドネシアの海を回るのも趣があり良いのですが、本当の理由は別にあります。

ラジャアンパットは島ごとに全く異なる海が広がる

ラジャアンパットは3つの大陸が入り交じる場所です。

それぞれの島が異なる大陸に乗っているため島ごとに海の環境が全然違うんです。

例えば南のエリアに潜りに行くとグレートバリアリーフのようなサンゴが美しい海が広がっていて、逆に北のエリアに回り込むとパラオのようなマッシュルームロックの広がるエリアがあったり、とにかく海が変わるんです。

また泥地や海峡など、ブルーウォーターの沈み根など様々な環境に潜れるのもラジャアンパットの魅力です。

クルーズならこの様々な海を広範囲に回ってこれる。
この海が全然変わっていく様子を感じるのもラジャアンパットのダイビングの醍醐味です!

流れによってエントリー時間を調整できる

カレントチェック

ラジャアンパットのエリアは非常に潮が速いポイントが多いんです。

しかも潮の流れも複雑で読めないことがある。

だからこそクルーズがいいんです!

というのも、クルーズ船はポイントの近くに母船を動かすので、スタッフがカレントチェックに行って潮を判断してからダイビングスタートすることが出来るんです。

クルーズの中はホテルと一緒なのでベストなタイミングまで船内でコーヒーでも飲みながら読書しながら過ごすことが出来ます。

また潮止まりのタイミングを判断してから潜れるので流れがないダイビングができ、本数が少ない方でも安心して楽しむことができますね!

今回お世話になったダイブショップ

ラジャアンパットやコモドの海の先駆者として日本人オーナーの唐澤さん率いるダイブドリームインドネシアです。

唐澤さんはコモドやラジャの海が有名になる前からインドネシアの地を拠点としていて、NHKの特集やメディアへの露出、コモドやラジャを日本人の間で有名にした仕掛人と言っても良いでしょう。

僕も唐澤さんのもとで半年間仕事をしたことがありますが、ゲストサービスの質の細かさ、インドネシアの海の知識・経験、そして1本1本の魅せるこだわりは、ものすごいものがあります。

正直ラジャアンパットでダイビングするならダイブドリームインドネシア以外はありえない。と言っても言い過ぎではないと思います!(あ、余談ですがお金はもらってませんよ。)

おわりに

ラジャアンパットの群れ

奇跡の海・ラジャアンパット。

誰が潜りに行っても後悔しない本当に物凄い海です。

世界のサンゴの75%が存在し、多様で独特な水中環境が生物の多様性をもたらし、また独自の進化を遂げさせた。

こんなに面白い海は世界中を探しても他に見つからない。

ラジャアンパットという海に出会えたことは一生の宝ものに僕はなりました。

是非この海に興味ある方は気軽にインスタやTwitter、もしくは問い合わせフォームから連絡下さい。

僕は2021年の1月もダイブドリームインドネシアさんのクルーズに乗ろうと思っています。

興味ある方、ご一緒しましょう!

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