作品を撮りたくなるような海!伊東のダイビング魅力5選

伊東でダイビングが出来る。

なんとなくその事を知っていた。

SNSではサクラダイが玉のように群れている写真やキンギョハナダイの乱舞している光景が流れてくる。

しかし、その写真を見ては……

「わざわざ伊東でダイビングしなくても田子で潜ればいいじゃん。」と半分うらめしく半分本気でそう思っていた。

しかし実際に伊東の海は想像を遥かに越えてきた。

僕が伊東のダイビングで感じた魅力をあえて言葉にするなら、それは「作品を撮りたくなるような海」だ。

海には様々な魅力がある。

例えば、穏やかな日常のような魅力やエキサイティングなダイナミズムを感じる魅力、水中のカラフルな世界に心躍らせるのも海の魅力。

伊東の海にはダイナミズムもあれば華やかさもある。

簡単に潜れるようで簡単には潜れない奥深さ。
どこか冒険的なのにどこか日常的なシーン。

人によって見え方が全然変わってくる。
そこが僕にはアーティスティックに感じられて「作品を撮りたくなるような海」だと表現した。

まだ気付いていない視点や今までの自分の価値観を揺るがされた物凄い海です。

しげ
いきなり長々語ってすいません。それくらい伊東のダイビングは僕の中で衝撃的でした!

作品の撮りたくなる海と言われても全然意味わからないと思うので、

今回はそんな多面的な伊東のダイビングの魅力を5つに分けて紹介していきたいと思います!

どれも伊豆半島の海というよりかは海外の海を想起させるようなものすごい魅力です。

伊東の魅力5選

①伊豆随一のハナダイの乱舞
②まるで海外のようなソフトコーラル畑の華やかさ
③雲のように群れる魚影のダイナミックさ
④魅惑の深場のハナダイたち
⑤レア種から美しい背景で撮れるマクロ生物たち

まだまだ潜りたりない部分もあり、伊東の魅力は網羅しきれてません。
あくまで参考に。このブログに自分の感じた魅力を重ねてアップデートして頂けたら嬉しいです。

伊東ダイビングの魅力①
伊豆随一の圧倒的なハナダイの群れ

やっぱり伊東で1番最初に見てほしいのは、このハナダイが乱舞する光景!

写真はナガハナダイとサクラダイとキンギョハナダイが混泳している様子です。

伊東といったらハナダイというくらい有名な景色ですね!

僕が訪れた11月末はハナダイの産卵シーズンも終わってしまっていて、かなり個体数は減ってきているとのこと。
サクラダイが壁のように群れる光景も終わっていました。

ちなみにサクラダイは9〜10月がベストでキンギョハナダイは初夏から夏がベストシーズンだそうです。

それでも午前中はナガハナダイの産卵行動が見られて婚姻色を出した雄がぎゅぎゅっと固まっている様子は神秘的でした。

ハナダイの集まっている場所は予想するの難しいのですが、お世話になっているショップのダイブファミリーイエローのヒデさんはバシッとハナダイの群れを当ててくれるし、潮回りや雰囲気から今1番良い場所に連れて行ってくれます。

伊東の海を知り尽くしているだけでなく、写真もめちゃくちゃ上手で写真の撮りやすい環境をフォローしてくれたりアドバイスしてくれます。
本当に心強いです!

サクラダイのオスはあまり群れていませんでしたが、メスは普通にたくさんいました!

ベストシーズンじゃなくても他のポイントに比べれば圧倒的にはハナダイの魚影が濃い。

ベストシーズンの伊東の海は想像もできないくらいすごいのかもしれません…!

伊豆半島のハナダイがすごい場所というと田子が上がってきますが、伊東は田子とは違った魅力が伊東にはあります。

ハナダイの密集度でいうと田子の方がすごかった(時期の要素も大きい)ですが、伊東の方が根が大きくいろんなシチュエーションで撮れる気がしました。
自分の色を出しやすい、いろんな撮り方の出来る海だなと思います。

伊東と田子どっちがすごいかと比較するのは難しく、どっちも本当にすごい!
こればっかりは行ってみての好みだと思います。

伊東ダイビングの魅力②
まるで海外のような魅力漂うソフトコーラルの群生

伊東はソフトコーラルが満開になった時の美しさがものすごい!!

こんな壁一面ソフトコラルの光景、伊豆で見たことあります?

このオレンジの柔らかいソフトコーラルが根の壁や地面に一面群生しているのですが、これが咲いている時は海外顔負けのカラフルな景色!

プエルトがレラやモルディブのような美しさがあると思います。

このオレンジのソフトコーラルが作り出すファンタジーな雰囲気は他に伊豆のどのポイントもない。
伊東のオンリーワンの景色だと思います!

僕はこの景色に1番心奪われました!

しかもそこに伊豆特有の温帯で生息する生き物が絡んでくる。
こんなタカノハダイが写真に映り込んでくるのは海外や沖縄で撮るのはまず不可能でしょう。

根の周りにはマダイやクエなど大型の生き物も隠れているので、このソフトコーラルと伊豆の魚を一緒に写真に収めたいですね。

他のポイントでは絶対に味わえない伊東ならではのソフトコーラルは絶対見てください!

ただソフトコーラルは流れや潮の影響で咲いてないことも多いし、咲くタイミングが読めない。
やっぱり足繁く通うしかないですね!

もちろん他にも普通のトサカやウミウチワもあるんですがとにかく大きい!

このウミウチワは僕より大きく2mはありました。
そこにキンギョハナダイが群れていて、めちゃくちゃ存在感がある。

このソフトコーラルの存在感は伊豆らしい光景です!


伊豆半島ではダイバーが少なく潮通しが良いポイントはソフトコーラルが豊かな場所が多く、伊豆本来のもつ海の豊かさを感じられる場所でした。

伊東ダイビングの魅力③
まるで雲のように群れる魚影のワイルドな光景

伊東の魚影はついつい声が出てしまうほど圧巻の光景!
白根は潮通しの良いポイントで魚影が濃く、大型の回遊魚や大物が登場する確率も高いポイントです。

頭上を覆い尽くす雲のようにキビナゴがぐちゃぐちゃと群れています。
小さな生き物でもここまで集まると迫力がものすごい!

本当に凄すぎます!

そして更に大型の回遊魚が入ってくると水中は賑やかそのもの!

群れが右に左に逃げ惑う姿は水中で音が聞こえるんじゃないかと思うほど。
下を向いていても頭上を群れが通ると暗くなるので気付きますよ。

しかもこの写真群れが3層に分かれてるのわかりますか?

1番上はキビナゴ、次にイサキで右下の赤っぽいのはネンブツダイの群れで、1種類が群れているわけじゃなく多種多様の魚が根に集まってきているんですね!

これを全部無視してハナダイの写真を撮りに行っているのだから、一体どれだけ贅沢してるんだろう。

逆にハナダイの写真を撮っているとタカベやイサキの群れが乱入してきて「今はやめて〜」ってなることも。

ぜひ伊東に来たらハナダイの華やかさだけでなく、こういうダイナミズムやワイルドな部分も感じて欲しいです。

地形も複雑で水路や切り立つように高い根があるので、コントラストを高く狙った風景も面白い。

伊東のダイビングの魅力④
魅惑の深場のハナダイたち

マクロ派のみなさんお待たせしました。
ここまで伊東のワイドの魅力を紹介してきましたが、ここからはマクロ!

こんだけワイドでハナダイが群れてるんだからマクロで撮るハナダイが面白くないわけがない。

むしろマクロを狙いに伊東に来る人も多いです!

伊東では伊豆半島では超レアと言われている深場のハナダイがたくさんいます。

注意

ただし海況やゲストのレベルが揃わないと、深場にはいけません。窒素もたまるので1ダイブ目に狙うのが基本になります。

 

深場のハナダイを見たい人は1日だと行けない可能性もあるので複数日参加するのが良いと思います。
そしてその価値のある海です。

このマダラハナダイも他のポイントでは激レアですが今年の秋は4個体もいたそうです。

しかも周りをソフトコーラルで囲まれていて写真映えも最高なんです。

ただ見れるだけでも贅沢なのに背景も綺麗なんて反則すぎる!

この子を見るためだけに伊東でダイビングする価値もあるでしょう!

マダラハナダイの美しさはハナダイの中でもトップクラス!
こんなシチュエーションなかなかないですよ。

他にも僕が訪れた時にはフチドリハナダイの幼魚が9個体も同じ場所に!
海外に行けばフチドリハナダイはたくさんいますが伊豆半島で見れるのは伊東くらい。

まだまだ小さな子で薄ピンクのボディに黄色と青のヒレが群を抜いてカワイイ。
マダラに集中し過ぎてフチドリは撮りきれませんでしたが、次はじっくり撮りたい。

20m前後の少し浅いところにはアカボシハナゴイも良い背景のとこにいました!

アカボシは数年前に大瀬崎で見た1回だけで本当に嬉しかった。
しかもこんなに浅い深度で見れるなんて!

背景にイイジマフクロウニがあるのも伊豆らしく伊東らしく面白いですね。

今年は当たり年のようで深いところから浅いところまで出ていました。

ほかにも鉄板ネタとしてはフタイロハナゴイ、サクラダイ幼魚、スジハナダイ幼魚、キンギョ幼魚なんかも20mラインにたくさんいます。

次から次へと被写体が溢れ出てくるので、ハナダイのマクロだけに絞っても1日じゃ全然撮りきれないくらいでしょう。

僕は見に行けませんでしたが……
今はキシマハナダイの幼魚も出ていて、めちゃくちゃ見にいきたい。

本当に何が出るかわからない魅力がありますね!
もう何から撮っていいか迷っちゃいます。

※何度も言いますが深場のハナダイはスキルや知識が揃わないと難しいです。出来るだけ複数日参加するのをオススメします。

伊東ダイビングの魅力⑤
レア種からふんわりまで楽しめるマクロ生物たち

伊東の海はソフトコーラルだらけということは美しい背景がめちゃめちゃ多い!

そんな海で、ふんわりマクロを撮って楽しくないわけがない。

何を撮っても背景が美しいと楽しいもので、安全停止など窒素を抜く時間に浅場でマクロもめちゃめちゃいいです。

こういう普通のマクロ生物もたくさんいるので、ハナダイにそんなに興味がない人でも十分楽しめると思います。

今回の滞在は撮りたいものが多すぎて、背景を活かしたマクロまで手が回りませんでしたが、ポテンシャルは高く伊東でふんわりマクロは絶対面白いと思います。

あとは不思議だったのがレンテンヤッコが普通にその辺を泳いでいました。
伊豆諸島ではよく見ますが、レンテンヤッコは伊豆半島ではだいぶレアなはず。

サザナミヤッコの成魚やモヨウフグなども見れて海の中の雰囲気は南国さながら。
これもやはり潮通しの良い場所にある根なので季節来遊魚も流れ着きやすいのでしょうか。

マクロではないのですがヒゲダイの成魚も見れました。
水族館ではよく見ますが海で見るのは僕も初めて!

ナイトロックスを使っていた時に深場に逃げて行ってしまったので追うことができず、証拠写真程度になってしまいましが……
初めて見るヒゲダイに感動しました!

伊東はハナダイや魚影を抜きにしてもマクロで切り取りたくなる光景がたくさん。
ポテンシャル高すぎです!

伊東のダイビングスタイル

いま紹介したダイビングはすべて伊東の白根という大きな根の周辺でのダイビングになります。
白根は非常に大きな根で北・中間・南の3つのブイを流れ具合を見て潜っていきます。

時には超大物が通ることがあったり冬の時期はマンボウが通るなど何が起こるかわからないビックポイント!

他にも季節限定の五島根や満根など他のポイントもあります。
僕は潜ったことありませんが五島根はソフトコーラルの群生がものすごく実物で満根はウミウシなどのマクロも面白いそうです。

どこのポイントも伊東の沖合にある手石島の周辺で、大体伊東の港からボートで10分くらい。

器材は陸でセットして船に乗せポイント周辺で背負いエントリーします。
エキジット後は毎ダイブ、港に戻ってくるので船酔いしやすい方にも安心ですし、フォト派ダイバーの方にはレンズチェンジなどする時間もあります。

僕がお世話になっているダイブファミリーイエローさんでは1日3ダイブすることが出来ます。

伊東は東伊豆の玄関口にも位置するような場所でアクセスも抜群!
電車でも行くことができるし、1人でも潜りに行きやすいですね。

おわりに

伊東の海では作品を撮りたくなるといった理由が伝わったでしょうか?

とにかくこの海には華やかさやメルヘンな鮮やかさがあれば、真逆の静音で光と影のコントラストといったダイナミックさもあり、魚影や回遊魚といったワイルドさもある。

人によって感じ方が全然変わってくる海だと思います。

僕はそんな様々な魅力全部ひっくるめて、このオンリーワンの伊東のダイビングが大好きになりました。
ぜひ皆さんにこの海でお会いできたら嬉しいです。



ゲストの前田さんに撮って頂いた写真

今回お世話になったダイブファミリーイエローのヒデさん、本当に有難うございました。
伊東の海の魅力を惜しみなく引き出してくれるのはもちろん、海の魅せ方があるんだとか、カメラの知識とか本当に脱帽です。

これからも宜しくお願いします。

ダイブファミリーイエロー

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