与論島で静かに眠る「沈船あまみ」で潜るために!

ダイバーなら誰もが憧れたことのあるのがレックダイビング。

レックダイビングとは海に眠る船や飛行機を見に行くダイビングを指します。

あまり知られていませんが……
与論島には日本有数の沈船スポット「沈船あまみ」があるんです!

日本国内でもレックダイビングが出来ちゃうんです!

今回は水中写真家のしげが実際に行ってきましたので、その魅力から注意点、ベストシーズンまで紹介していきたいと思います!

しげ
こんにちは。全長50mを超える沈船あまみを一望できるほど与論島の海は透明度が高く迫力満点でした。
沈船あまみとは

沈船あまみは海上保安庁の巡視船で退役したものを1993年に与論島の海に沈めたものです。全長は51mで水深45mに静かに眠っています。

人工に沈めた船だからロマンがないなんて思っちゃいけません。

”現役として何十年と日本の海を守ってきた船が海の中で25年以上海底に眠っている”

時の流れを感じると、すごく尊いものを見ている気になってきます!

実際に沈船あまみに潜ってきた!

沈船あまみは与論島の北側にあるポイントでダイビングの拠点になる茶花港(ちゃかこう)からボートで5分位で着きます!

ちなみに今回お世話になったダイビングショップは与論島で1番の老舗のヨロンダイビングサービスさんです。
オーナーの竹下さんも水中写真を撮るので沈船の構図やイメージを事前に教えてもらうことが出来ました。

それでは出港!!

ホントにポイントまでは一瞬で到着。
アンカーで船を固定して準備ができたらバックロールでエントリーします。

やっばい!
与論島の海はめちゃくちゃ青い!!

沈船あまみよりもまず、この透明度にめちゃくちゃ感動しました。

ヨロンブルー

与論島はサンゴが隆起して出来た島で川がありません。
そのため雨水等で濁ることがなく、年中透明度は非常に高いです。

エントリーしたら、まずは水深10mくらいの棚になっているところでOKの確認をします。

全員の準備ができたら、ドロップオフを降りて沈船あまみへ。

耳抜きをしながら、ゆっくり深場へと降りていきます。

この時のドキドキと少し緊張する感じがたまらない。

水深が20mを越えてくると……

でました!!

全長50mを超える沈船あまみ!!

上から見てもめちゃくちゃ迫力がある。

隣には寄り添うようにタグボートが沈んでいますが、これだけでも15mくらいの大きさはありそう。

沈船あまみは船のトップが水深30mでボトムは45mとかなり深いところにあります。

この写真は水深25mくらいから見ている写真です。

ダイバーと比較しても船体の大きさがうかがえます。

船の前方から見るとこんな景色。

船体が錆びている様子や貝類が付着している様子から、ずっと沈船あまみがこの場所に眠っているということを感じます。

海の中で時の流れを感じることができるって不思議な感覚ですね。

船の操舵室であろう場所はこんな感じ。
沈船らしさを感じられる場所です。

さて、そろそろ窒素が限界かな?
と思って眺めていると、なにやら船に穴が空いている場所が。

気になって近寄ってみると……

ちょっとだけ中の様子を見ることが出来ました!
ヨスジフエダイがいました。

他には、はしごがありました!

船の中に入るのは危険なので、ちょっとのぞく程度にしておきましょうね。

さあ、ワクワクする時間はあっという間。

浅場に戻っていきましょう。

水深20mくらいで、ふと下をみると船全体が見渡せました!

全長51mの船が見渡せるって、どんだけ透明度が良いんだろう。半端ない。

沈船あまみは透明度が非常に良く、隣に水深10mがトップの根があるポイントのため……
ディープに慣れない人でも水深20mくらいの根沿いから沈船を見下ろすことが出来ます。

沈船まで降りると深すぎますが、上からのぞきみることできるのは良いですね。

浅場に戻る途中にイソマグロにも会いました!

沈船あまみの周辺はイソマグロやロウニンアジが現れることもあるんだとか。
意外と潮通しがよくグルクンが群れていることも。

沈船も見れてイソマグロにも会えるなんて贅沢すぎるよ!!!

最後は水深10m前後の棚の上に戻ってきて窒素を抜きます。

この棚があるのも窒素を抜くには良いですし、安心できますね!

ってか海が青すぎて差し込む光が本当にキレイ。

棚上にはサンゴも結構ありました!

さすがにサンゴメインのポイントではないので一面サンゴとはいきませんが、結構キレイですよ!

サンゴの周りには幼魚も多く、コンデジを持ってる人は棚上でスズメダイとかヤッコの幼魚を撮っても楽しそうでした。

最後はちょっと長めの安全停止をしてエキジット!

沈船あまみに潜るには夏がオススメ!

沈船あまみは与論島の北側にあるポイントです。

そのため風が南側から吹く夏場は高確率で潜ることができます。海況が安定しやすいです。

台風などが来るとさすがに厳しいですが、6〜8月は台風も少ないでしょう。

逆に冬場は与論島では北風が吹くことが多く、沈船あまみに潜れないこともあります。

その代わりに南側の地形が面白いポイントに行けますが、沈船を狙って与論に来るのであれば冬は避けるほうが良いでしょう。

さいごに

沈船あまみはめちゃくちゃダイナミックでワクワクするダイビングです。

ただし、下まで降りてしまうとレジャーダイビングの限界40mを越えてしまいます。
きちんと深度を守りましょう。

また沈船あまみに潜りたい方はダイビングのスケジュールを2日以上取りましょう。
沈船を上から見ると言っても中層を泳ぎながらのディーププダイビングになるので潜れるのはその日の1本目です。

さすがに初日はチェックダイビングや慣れる必要があるので、最初からディープは厳しいでしょう。

与論島の海は沈船あまみ以外にも楽しいポイントが多いです!

ぜひスケジュールに余裕を持って与論島の海を最高に楽しんで下さい!

おまけ

ちなみ日本の2大沈船スポットといえば与論島の沈船あまみと、沖縄本島のUSSエモンズです。
エモンズについて知りたい方は、ぜひこちらをご参考下さい!

エモンズ

【水深40mに眠る沈船】エモンズでダイビングしてきた!

2018年10月25日

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