羅臼町のシャチクルーズに乗ってシャチが見れなかったのに超楽しかった話

シャチ観光船

 

”海のギャング”と言われるシャチが・・・

日本で見られる。

そう聞いて、心がワクワクしないわけがありません。

”野生のシャチ”です。

日本で唯一、野生のシャチが見れる場所は羅臼町にある根室海峡です。

北海道の中でも最果て中の最果て。
世界遺産知床半島北方領土の国後島の間の海峡です。

この羅臼沖の海峡に流氷が解け始めた4月から7月の短い期間だけシャチが集まってくるのです。

 

しげ

こんなワクワクする話、行くなって方が無理です。もちろん過去に行ったこともありますよ!

上の写真は2016年に訪れた際にiPhoneで撮った写真です。
ほとんど何も調べずに行きましたが、観光船に乗ると割と簡単にシャチの群れに会うことが出来ました。

 

当然、今回2018年6月、2回目の羅臼訪問も・・・
観光船に乗ってしまえば、簡単にシャチに会えるものかと思っていました。

 

 

・・・

 

 

「そう。思っていました。」

 

そう・・・

 

そうです・・

 

今回は観光船に乗るもシャチに遭遇することは1度もありませんでした。

 

「えっ・・・」

「会えないこともあるの?」

 

残念ながらあります。

今回、僕も合計3回船に乗りましたが、シャチに会うことは出来ませんでした。

やはり野生の生き物、自然が相手になるので100%見れることはありません。
むしろ出航時の遭遇率は40%くらいだとも言われています。

 

しかし、正直な感想を言いますと・・・

シャチがいなくても、全然楽しめました!(笑)

むしろ、シャチがいなかったおかげで、羅臼町や知床連山国後島をのんびり眺めたり、シャチ以外の生き物を観察出来たりと、今までに知らなった羅臼のシャチクルーズの魅力を感じられました。

シャチだけではない、羅臼のクルーズの魅力をお伝えしていきたいと思います!!

※本当はシャチの魅力を伝えたかった・・・(笑)

羅臼町にあるシャチ観光船

羅臼町には多くのシャチを狙うクルーズを行う観光船が出ております。
大体の船が午前午後の2便制で約2時間半のクルーズになります。

その中でも大型の観光船は以下の3社になります。
初めて羅臼に行く方や船旅に慣れていない方は、船酔いなどをせず快適に過ごすためにも、大きな船を持った会社を選ぶと良いでしょう。

 

とはいえ、3つも大型の観光船が出ていると気になってくれるのが違いですよね?

せっかく日本の最北と言っても過言ではない知床半島、羅臼町まで行くんですから・・・

僕みたいに外したくないですよね。

わかります。

でも、正直どの船に乗っても良いでしょう。あまり差はないです。

 

1番気になるシャチとの遭遇率”も・・・

あまり変わりません!!

観光船が出航する日は、各社の船どうしで常に情報交換しながら、シャチを探します。
どこかの船が見つけると他の船にもすぐに情報が行く仕組みになっています。

だから、どの船だから見れやすいといったことはないようです。
ライバルというよりかは、全員で協力しているようです。

料金も各社、半日の2時間半のクルーズで8000円と代わりはないですね。

 

ちなみにシャチのシーズンは日本だけでなく世界中の観光客が羅臼町にやってきます。

僕も今回、シャチクルーズに乗ったのは6月上旬の平日ですが予約はいっぱい。

1日目は知床ネイチャークルーズに乗船し、2日目はゴジラ観光汽船と空いている船に乗りました。
はまなすも乗船してみたかったのですが、NHKにチャーターされていて乗ることが出来ませんでした。

オススメの服装

 

羅臼町は夏でも、めっちゃくちゃ寒いです。

羅臼町の6月の平均気温は12℃くらいです。
日が出ていれば、まだポカポカはしますが、船の上は風強いですし・・・

真冬を想像すると良いです。


※ライフジャケットは配られます。

オススメの服装としては
ヒートテックなどのインナーにセーターなどの保温性のある服装、
その上に風を防ぐことの出来るマウンテンパーカーなどを着ると風も防げて良いでしょう。

ネックウォーマーなんかも、あっても良いと思います。
顔が意外と寒いです。

 

後は服装とは、また別ですが・・・

オススメ持ち物
  • ヒートテックやセーターなど暖かいインナー
  • マウンテンパーカー
  • ネックウォーマー
  • カイロ
  • サングラス
  • 酔い止め
  • 飲み物やチョコなど軽いお菓子

船の中には水などもないので、必要ない方もいるかもしれませんが・・・
ちょっとした飲み物とお菓子なんかがあると快適ですね。

カメラは遠くに海洋生物が出たときに狙う望遠レンズと知床連山や風景を撮るための広角レンズ2個あるとベストですね。

生物が近くまで寄ってくれれば・・・
もちろんスマホでも簡単に撮れます。

実際に乗ってみた!

 

それでは実際に乗ってみたいと思います。
まずは羅臼町の中心にある羅臼港の観光船乗り場から船に乗り込みます。

知床連山最高峰の羅臼岳をバックにして船は出航していきます。

気持ち良いくらい晴れているので、気分も和やかに楽しんでいけますね!

羅臼町は漁業で栄えた町なので、おこぼれを狙ったカモメがたくさんおります。

そんなカモメと羅臼岳に見送られて、いざ出航!!

海洋生物を探そう!

羅臼町では、たった沖合い1キロ以内にシャチやクジラが現れます。

民家の窓や道路から見えることもよくあるんだとか。

出航して、すぐも気が抜けません。

 

シャチやクジラなどの大型の海洋生物を探すには鳥や小魚の動向を探すのが大事だということ。

羅臼では流氷が溶けることにより、多くのプランクトンが発生します。
そのプランクトンを食べるために小魚が集まり、その小魚を食べるためにクジラなどの大型海洋生物が集まってくるというわけです。

そして同じく小魚を食べる鳥が集まっている場所にはクジラやシャチもいる可能性が高いということです。

イシイルカ発見!!

出航から10分後くらいに船長からアナウンスがあります。

「10時の方向にイシイルカの群れ発見!」

船内は「おおっ~~」と沸き上がります。

僕も目視でイシイルカを発見します!

夢中で望遠レンズを覗きシャッターを切ります。

あれ?(笑) もう潜ってる。

とにかくイシイルカの動きは速いのです。
最大で時速55キロで泳ぐことができ、海面スレスレをジグザグに泳ぎます。

望遠レンズを覗きながら被写体を追うのは難しい。
なんとか1枚(笑)

すぐ、いなくなってしまうかと思いきや・・・

時折ボートに近づき、一緒に遊んでくれています。

段々、僕もコツを掴んでおり、水面にイルカの影が見えることがわかりました。

じっと水中のイルカの影をレンズで追います。

跳ねた!!

その瞬間に連射でシャッターを切ります。

イシイルカの体色は白と黒の2色で別れており、まるで小型のシャチのように見えますね。

僕も一瞬シャチかと思いましたよ(笑)

水面を歩くハシボソミズナギドリ

次に現れたのが、このハシボソミズナギドリです。

この写真の右側に水しぶきがわかりますか?

ハシボソミズナギドリは何が面白いかといいますと、飛び立つ瞬間に水面を走って助走します。

この水しぶきも走った足跡なんですね!!

そのまま進んでいくと・・・

正面にハシボソミズナギドリの大群が現れました。

おおーーーすごい!!一体何羽いるんでしょうか?

 

すると、船長から再びアナウンスが・・・

「シャッターチャンス来るよ!!」

 

おっどういうことだろう?なんて思っていると、船がグングン鳥の群れに近づきます。

一斉に鳥たちは逃げ始めようとしますが・・・

助走が必要なため飛び立てません。

船長は更に船を近づけています。。。

そこに広がるのは、もはやテレビで見る光景!(笑)

ものすごい鳥の鳴き声と羽ばたきをする音で大迫力の世界に包まれます。

豆知識!

ハシボソミズナギドリは鳥類でも最大のスケールで大移動をする渡り鳥なんです!!

繁殖活動はオーストラリアのタスマニアで繁殖活動をします。
オキアミなどの餌を求めて北上をする中で羅臼にも現れます。
中には太平洋を横断する群れや北極海にまで顔を出す群れもあるそうです。

シャチよりレア!ナガスクジラ登場!

鳥の群れがいるということは・・・

そう。小魚が多いということです。
大型の海洋生物が一緒に捕食をしている可能性が高いということです。

やっぱり出ました!!

しかし出たのは世界で2番目に大きい鯨類のナガスクジラです!!

 

今年は、たまたま多いが・・・
例年だと1年に2~3個体しか見れないんだとか。

 

このナガスクジラは絶滅危惧種で数か月前に鎌倉の由比ガ浜海岸に漂着したことで有名になったシロナガスクジラの仲間です!

もちろん、このナガスクジラも絶滅危惧種に指定されており、個体数の少なさから出会うことは非常に困難だということ。

   

すぐに他の船にも無線で連絡をし・・・
交互に観察していきます。

その大きさからか、動きには余裕があり船が近寄っても逃げる気配はありません。

  

ゆっくりと海面に顔を出し・・・

20mはあろう巨体を水面に少しだけだし・・・

また潜っていきます。

 

シャチの群れには出会えませんでしたが・・・

ナガスクジラの大きさに拍手大喝采でした。

ここでタイムアップで港に戻り始めます。

 

知床連山や国後島を望む!

世界遺産に登録される知床半島の大自然を海側から見れるのは・・・

やはりクルーズに乗っている特権ですね。

猛々しい山に囲まれ大自然の中にいることを常に感じさせてくれます。

 

さらに反対側には北方領土の国後島があります。

写真は爺爺山。
標高は1822m、別名「国後富士」と呼ぶそうです。
今は行きたくても行けない場所です。

早く行けるようになることを祈っています。

まとめ!

 

いかがだったでしょうか?

たった2時間半の短いクルーズですが・・・

知床の大自然を感じるには絶対乗るべきだと思います。

ここで羅臼町のシャチクルーズの魅力を再度おさらいしたいと思います!!

シャチクルーズの魅力
  • イシイルカなどは高確率で会える!
  • ミズナギドリなどバードウォッチングも出来る!
  • 様々な種類のクジラが生息する!
    (今回はナガスクジラ)
  • 知床連山を望む絶景!!

 

もちろん、このクルーズ・・・

シャチが見れるシーズン以外も魅力的です。

冬は流氷の上に現れるオオワシやオジロワシが見れ、
夏はマッコウクジラが現れます。

1年を通して楽しめる羅臼町の大自然な海!

ぜひ行ってみてくださいね~~!!!

 

とはいえ・・・
シャチ見たかった・・・(笑)

2年前の動画をどうぞ。

ヒグマを見るためにウトロ側のクルーズ船に乗ったらシャチが見れるという奇跡が起こりました!笑

まさか過ぎる!笑

しかもその距離と言ったら、もはや感動もの!

ウトロのクルーズで奇跡が起きた!!世界遺産知床岬の絶景だけじゃなかった話

2019年6月4日

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