ニゲミズチンアナゴ!いま話題の新種が大瀬崎で見れる

ニゲミズチンアナゴという魚を知っていますか?

チンアナゴは聞いたことあるけどニゲミズってのは聞いたことないという方も多いのではないでしょうか?

むしろ「チンアナゴに種類があるの?」って感じる方もいるかもしれませんね。

それもそのハズ!!

ニゲミズチンアナゴは2016年に奄美大島の大島海峡で撮影され2018年に新種登録されたばかりの魚なんです!!
参照:南海日日新聞

最近新種登録された、しかもどこでも見れるわけではないんですね。
それは知らなくても無理がない!

実は2020年に伊豆では初めて大瀬崎で確認されました。
以来、大瀬崎ではずっと見られていて、最近は隣の平沢でも発見されました。

今回はそんな話題のニゲミズチンアナゴについて紹介します!!!

ニゲミズチンアナゴ

ニゲミズチンアナゴ

ニゲミズチンアナゴは奄美大島の大島海峡で初めて発見、採取され2018年に新種登録された個体。

名前の由来は以下だそうです。

遠くにユラユラ揺れている姿は視認できたが、近づくと蜃気楼=しんきろう=の一種である逃げ水のように姿を消してしまうため
参照:奄美新聞社

奄美新聞社さんの情報によると、その後の生態調査で沖縄県宮古島諸島、フィリピン、インドネシアなどアジア太平洋に分布する可能性があるらしいが、詳しい分布や生態はいまだ不明だそうです。

それにしてもニゲミズってそういう意味だったんですね。

蜃気楼ってそれもうカメラマン泣かせといってもいい。

きっと近寄ろうにも近寄れなくて、
じっと1時間とかかけて証拠写真を撮る。

僕もそう思って狙いに行ったら…………

大瀬崎のニゲミズチンアナゴはめちゃめちゃ寄れた!

遠いニゲミズチンアナゴ

2021年1月現在、大瀬崎には1年近く観察されているニゲミズチンアナゴがいます。

僕もなんとなくは知っていたけど、どうせ撮れないだろう。と避けていましたが今回撮りに行ってきました。

蜃気楼っていうくらいだから、最初は遠くから恐る恐る証拠写真を。

下が泥地なので、指だけ着底してゆっくりと。

生態風写真のニゲミズチンアナゴ

5分かけてここまで寄りました!

あれ?自分めちゃめちゃ寄り方上手いんじゃない?なんて調子に乗りながら……
(もちろん生物の寄り方は相当勉強してます)

何カットか撮って、まあニゲミズここまで寄れたらいいっしょと思って、次は引っ込ませる覚悟でグッと寄ってみます。

寄れたアングル

えっ……!?
めちゃくちゃ寄れるじゃん!

なんならカメラの設定変える余裕あるし。

めちゃめちゃふんわり撮れちゃいました!!

 縦構図

しかも1回引いてカメラをぐるっと回して縦位置まで!

この写真全部、一切トリミングしてません。

もはや”逃げる水のように”どころか普通のチンアナゴよりも撮りやすかった。

もしかしたらタイミングが良かったのかもしれないし、
人に慣れていっただけの可能性もある。

でも、このままずっとみんなで大事に見続けられたら良いですね。

※水深は湾内の20mより深いのでナイトロックスのタンクを使うのが粘れてオススメです。

しげ
写真は絶対、心に余裕がある時の方が上手に撮れます。少しでも心配事を減らすために僕はよくナイトロックスを使っています。

2020年5月には別のニゲミズチンアナゴも大瀬崎に!

2020年5月に出たニゲミズチンアナゴ

これは2020年5月の大瀬に土砂が入る前に撮ったニゲミズチンアナゴです。

心なしか痩せている気がしますね。
この子はいまはいないですが、全然寄れなくて本当に苦労しました。

さて、大瀬や平沢で発見されているニゲミズチンアナゴですが……
実は伊豆には普通にいたのでしょうか?

それとも今年だけの特別なことなのか?

まだわかりませんが、いるうちに見といた方が間違いないのは確かだと思います!!!

今回情報をくれたココモ大瀬崎のガイドの新長、いつもありがとう!

ニゲミズチンアナゴだけじゃない!
大瀬崎の魅力を知りたい人は以下のブログも合わせてチェック!!

大瀬崎の写真

YouTubeも更新してます!

写真とは違って映像の方がより雰囲気が伝わるかも!

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