YouTubeにて海の映像も発信中!

茅ヶ崎の烏帽子岩でダイビング!独特な地形と宝石のような生物たち

烏帽子岩の半水面写真

神奈川県茅ヶ崎市にある烏帽子岩でダイビングが出来る。

この話をすると多くの方が
「茅ヶ崎でダイビングなんて出来ないでしょう。」と半信半疑に。

「茅ヶ崎の海ってきれいなの?」と疑問に思う方もいると思います。

確かに茅ヶ崎はどちらかというとダイビングよりサーファーの町、湘南ブランドのど真ん中というイメージです。

僕も最初はそう思ってました。

しかし!!

茅ヶ崎にあるマリーナから少し沖に出て烏帽子岩に行くだけで、普段見ている茅ヶ崎の海のイメージがガラッと変わる。

美しくダイナミックな海が広がっているんです!!

烏帽子岩のダイビング風景

この地形すごくないですか…?

まるで空に真っ直ぐそびえたつような地形に群れる魚たち。
この景色が僕らの身近な湘南の海にあるんです。

しかもこの景色は烏帽子岩でのダイビングの片鱗に過ぎない。

伊豆や他の神奈川の海とも違う独特な景観が広がる烏帽子岩。

僕が感じた魅力を誰よりも詳しく解説していきます!!

ヤギュウキャニオン

僕は地元、神奈川県の海でこんなに楽しめることが嬉しかった。

茅ヶ崎の烏帽子岩でダイビング出来ることを。
またその水中風景を。

1人でも多くの人に知ってもらいたい。

そんな思いからブログにまとめさせて頂きます。

しげ

正直、最初は全然期待していなかった。
でも今では心の底からこの海が好きに、もっと潜ってみたくなりました。

烏帽子岩とは!?

烏帽子岩

「そもそも烏帽子岩ってなに?」
そう思っている方も多いと思います。

烏帽子岩は神奈川県の茅ヶ崎市の沖合1200mにある無人の岩礁帯です。

茅ヶ崎のシンボルとして多くの人に愛され、湘南を歌った歌の多くに登場します。

「遠く遠く離れゆくエボシライン♪」なんて曲を聞いたことはないだろうか?
サザンオールスターズの希望の轍に登場したり、2017年には桑田佳祐さんが烏帽子岩に上陸して演奏を!!

そんな茅ヶ崎の人に愛される烏帽子岩ですが、実は烏帽子岩は愛称です。
平安貴族が被った烏帽子の形に岩が似ていたのでそう呼ばれ、本名を姥島(うばじま)と言います。

今から約1200万年前に砂が堆積して固まった岩礁帯が隆起して出来たと言われています。
昔から烏帽子岩周辺は漁場として有名で今は渡船を利用して多くの釣人が訪れています。

ちなみに烏帽子岩は昔はもっと大きく、烏帽子の形に似ていたそうです。

というのも戦後、米軍の射撃訓練の的にされてしまい岩の上部が欠けてしまったらしい。

烏帽子岩半水面

長い間、茅ヶ崎の町を海から見守ってきた烏帽子岩は、陸同様に水中も複雑な凹凸のある地形をしています。
更に漁場として有名だったくらいなので魚も多い!

烏帽子岩でダイビングして面白くないわけがないってわけですね。
ここからは烏帽子岩でのダイビングについてご紹介していきたいと思います。

相模川を下って烏帽子岩へ!

エントリー風景

ポイントまでの道中も面白いんです!
なんと烏帽子岩へは相模川を下って海に出て向かいます。

相模川の河口にあるリバーポートマリーナに集合してダイビングの準備をしてそこから出船します。

ちなみに2021年現在、烏帽子岩へダイバーを連れて行ってくれるのはパワーズサーフクラフト(PSC)の三橋さんだけです。

マリーナは毎回船を陸に上げるので陸にあるボートに器材を積んで船ごと川へ運びます。
なんだかマリーナからダイビングをスタートするこなんて初めての経験で、それだけでドキドキ!

船を無事に川におろしたら乗り込んでいきます。

集合写真

今回はPSCのオーナーで長年茅ヶ崎の海と向き合ってきた三橋さん、ガイドの建部さんと珠や潜水さん、今回も企画してくれた加藤さんと一緒に潜ってきました。

本当にお世話になりました。
ありがとうございます。

こんな感じで、みんなで船に乗り込んだら、相模川を下って相模湾に出ていきます。

その途中で……

高架下を潜る風景

あ、東海道線が走ってる。
「いつもあの電車に乗って伊豆に行ってるよな。」なんて思いながら…

他にも国道1号の下を通ったり、いつも通る場所を下から見るって、なんか不思議な感じ。

こうやって橋の下を通って海へ出ます。

茅ヶ崎はマリンアクティビティも盛んな地域だけあって、ジェットスキーに乗る方やウィンドサーフィンやSUPを楽しむ人がいました。
いろんな楽しみ方ができる場所なんですね!

相模湾に出てからは波で少し船が揺れ始めましたが……
ワクワクとドキドキで期待は高まるばかり!

遠くに見える烏帽子岩

マリーナを出てから約15分くらいで烏帽子岩が見えてきます。
こうやって近くで見るのは初めて。

烏帽子岩周辺は湾になっている部分がありマクロが非常に面白い砂地のポイントがあります。

しかし今回は烏帽子岩の隣のサク根という地形が複雑でまるで迷路のようなポイントで潜ってみようと思います!

ユニークでダイナミックが魅力のサク根が面白い!

烏帽子岩のダイビング風景

烏帽子岩のダイビングで1番面白いと感じたのはその独特の地形です!

写真は2019年に撮ったサク根のヤギュウというポイントで、ちょっとこの時は透明度が残念だったのだけ心残りですが、それでもこのユニークさは伝わってきますよね!

少なくとも、こんなに細長くそびえ立つ岩を僕は他のダイビングポイントで見たことがありません。

烏帽子岩は1200万年前に隆起して出来たと言われていますが、水中にも烏帽子岩のような尖った岩が突き出ていたり、まるで迷路のように入り組んだ地形をしています。

ヤギュウ

さきほどの岩の先端部分を見ると2つに分かれていて本当に不思議な形をしています。

鳥のくちばしにも見えるし、
まるで誰かが削って作ったような。

ダイバーと風景

こんな台座のような場所もあります。
この地形を見た時、ライオンキングのシンバが誕生したときに出てくる岩に似ていて笑ってしまいました。

今度ここでライオンキングの真似して写真を撮りたい。

洞窟の中

他にもこのポイントちょっとした洞窟もあるんです!

神奈川の海で洞窟がある場所は烏帽子岩だけなんじゃないでしょうか?

入り口は人一人分の小さな洞窟ですが中には魚がぐっちゃり隠れていて見ごたえのある景観が広がっています。

クロンホシイシモチ

このクロホシイシモチの量やばくないですか!?

まるで雲見のような光景ですね。

と、ここまでが2019年の写真ですがこのあと2020年も烏帽子岩でダイビングしてきました!

この時にはヤギュウ以外のポイントにも潜れたのですが、もう圧巻の地形だらけです!
ずっと水中で「スゲエー」って叫びながら潜ってました。

ヤギュウキャニオン

こんな感じに両サイドから根が突き出た水路があったり、

トーテムポールのような水中風景

トーテムポールのように並んだ根があったり、

ウミウチワ

いい感じの水路に大きなウミウチワが生えていたり、

独特な地形

もう何も言わなくても伝わりますよね?
この地形の凄さ!

台座

まるでバームクーヘンのように地層が積み重なっていて、なかなか他では見れない光景です。

これは茅ヶ崎は相模川から出る砂が堆積して出来た地域だということと関係しています。

その流れ出た砂が固まって時代ごとの地盤を作ります。
そしてそれが積み重なり地層が出来あがり、隆起して出来上がる地形なんです。

大きな地球の歴史の流れ、年月の尊さを水中で感じることが出来ます。

スズメダイ群れ

烏帽子岩は魚影の濃さも魅力的!

1番多いのがスズメダイで秋の時期はイサキやアジの群れなどが入ってきて、それを追ってカンパチなど大型の回遊魚が入ってくると水中は賑やかそのものになります。

スズメダイは浅場から深場まで潮当りの良い場所には、これでもかと言うほど群れていて見応えありますよ!

特に1番見ごたえがあったのは安全停止をしている時。次から次へとスズメダイの群れが横切っていき、神奈川の海とは思えないほどの賑わい!

烏帽子岩の湾内はマクロの宝庫!

クロイシモチ成魚

今度はサク根から離れて烏帽子岩の湾内に行くと、穏やかな砂地にいろんなマクロ生物が隠れていて、むちゃくちゃ面白いんです!

その中でも1番感動したのがクロイシモチの黄化個体!
このシルエットだけでもやばいのに鮮やかな黄色が本当に素敵なんです。

しげ

ずっと見たいと思ってただけに、本当に嬉しかった。

ホタテウミヘビ

砂地にはホタテウミヘビがたくさん隠れています。

近寄っても全然逃げないので写真撮りやすいですね!

砂地は探すとハゼからカレイ系とか多くて面白い。

サビハゼ

他にも個人的にヒットしたのがこのサビハゼ!

緑の海藻の上でちょこちょこ動き回ってて、めちゃめちゃカワイイですし……
とにかく写真映えする!!

もっとゆっくり撮りたい…!

アミメカワハギ

ソフトコーラルも多くその隙間を探すとアミメハギとかもたくさんいるし、
本当に被写体には困らないですね。

トウシマコケギンポ

岩場にはギンポもとにかく多い!

この子は頭のフサフサが少ないタイプでトウシマコケギンポかな…?
たぶん複数種類いてギンポ狙ってマクロやっても面白そう!

イソギンチャク畑

ちょっとマクロとは離れますが烏帽子岩周辺にはこんなイソギンチャクがビッシリ生えた場所もあります。

まるでイソギンチャク畑のような光景!
ちょっと時期が遅かったですが夏はミツボシクロスズメダイでビッシリになるそうです!

クマノミ

探せば、ちょこんとクマノミも隠れてます。

ダイビングをしていない方からするとビックリするかもしれませんが実は身近な海にもこうやって人気の生き物やカワイイ生き物たちが懸命に生きているんですよ!

もしかしたら僕たちダイバーがもっともっと美しい海があること。
身近なところに懸命に生きている生物がいることを伝えていかないといけないかもしれないですね。

休憩時間は烏帽子岩に上陸も!

烏帽子岩上陸

1本目と2本目の間のサーフタイムを使って烏帽子岩に上陸することも出来ます!

これが烏帽子岩のダイビングの醍醐味と言ってもいいかもしれません!

烏帽子岩を入れて集合写真は茅ヶ崎を好きな方からすると、めちゃくちゃ贅沢かもしれません。

夏は子どもの磯遊び体験などで使われることもあり磯場が広がっています。

湘南の空

ダイバー以外にも釣り人が渡船を利用して訪れます。
そりゃ水中は魚だらけだったので釣り人もすごく楽しいことでしょう。

そして空が綺麗すぎて本当に絵になる。

雲がなければ富士山も見えるそうです。

ジャケ写風写真

みなさん思い思い休憩時間を過ごします。

偶然ジャケット写真みたいに全員が違う方向を向いている。

なんか本当に良い空。

湘南の空って広くて本当に素敵ですよね!

波が入ってくる風景

僕はせっかく上陸したので撮影!撮影!

こんな波間を撮ってみたり、

トンビの写真

トンビが烏帽子岩の頂上に止まっている様子を撮ったり、

烏帽子岩の半水面写真

浅いタイドプールから写真を撮ったり。

半水面の裏側
珠や潜水さん撮影。半水面の裏側

半水面の写真はめちゃくちゃ怪しいですが、
烏帽子岩の上陸めちゃくちゃ楽しい!!!

こんな絶景がすぐ目の前にあるのに知らなかったなんてホントに損した気分……
神奈川県民の方はぜひ行ってみたほうが良いですよ。

ちなみに茅ヶ崎へはもちろん日帰りで行くのも十分ですが僕は新しく茅ヶ崎市に出来た8HOTELさんに泊まりました!
中は南国リゾートのように中央にプールがありフィンランド式の水着で入るサウナがあったりと新感覚のホテルで楽しかったです。

おわりに

ウミウチワ

烏帽子岩のダイビングは想像を越える面白さ。

スズメダイなどの魚影の濃さ、そして独特の地形。
そして小さいけどカワイイ生き物たち。
2020年の12月にはフリソデエビも出たそうです!

こんな面白さを持った海が身近にあるんだと知ることが出来ました。

年々、烏帽子岩でダイビングする人が減っているという。

確かに神奈川に住む僕ですら知らなかった。

身近な場所にこんな楽しめる場所があることを誇りに思う反面、知らなかったことを恥ずかしく思いました。

少しづつ烏帽子岩のダイビングの魅力を発信していきたい。
潜り続けていきたい。
また僕ら同世代の方にもこの海を知ってほしい。

もし烏帽子岩でのダイビングに興味ある方いたらご連絡下さい!
ぜひ潜りに行きましょう。

今回もお世話になったPSCの三橋さん、ガイドをしてくれた建部さん、珠や潜水の山石さんご夫妻。そして烏帽子岩を紹介してくれた加藤さん。

本当にありがとうございました。

烏帽子岩の魅力をYouTubeでも発信中!!

今回の取材は映像がメインだったのでYouTubeの方がクオリティ高いかも!!
ぜひ見てくださいね!!

 

2件のコメント

はじめまして!こんにちは!
最近ダイビングライセンスを取得したものです。
ライセンスを取得してから、茂野さんのブログを読んで色々な海に潜りたい!と意気込んでいたら、
自分の住んでいる茅ヶ崎のしかも烏帽子岩で潜ることができると知ってテンションが上がっております。
ご発信ありがとうございます!早速潜りに行こうと計画中です!
大変な時期ではございますが、これからもブログ楽しみにしております。

こんにちは!
すごく嬉しいコメントありがとうございます!!
そうなんですね。僕も湘南生まれ横浜育ちなので湘南の海で潜れるのは本当に貴重でした!!
最近はなかなかブログ公開できずでしたが楽しんでやってきます!今後とも宜しくお願い致します。

shige へ返信する コメントをキャンセル