座間味のダイビングは癒やされる。
世界が恋する海、座間味。
そこにはダイバーを包み込むようなソーダブルーの優しい海がありました。
美しいサンゴ礁が広がり、その周りにはカラフルなトロピカルフィッシュが数多く住んでいて、砂地には優雅に泳ぐウミガメが。
みなさんが想像するであろう沖縄の海が座間味には広がっているんです。
1度潜ってしまえば虜になることは間違いな座間味の海です。
しかし、それだけじゃない!
これだけ美しいのんびりした海だからこそ小さな生き物を観察するダイビングも面白いんです!
穏やかな青い海で癒やされながら普段よりもじっくりマクロ生物を観察する。
そんな相反する魅力を同時に味わえるもの座間味の良さです。
今回は初心者から上級者まで楽しめる座間味のダイビングをご紹介!
あなたは座間味でどんなダイビングをしますか?
座間味のダイビングは最高の癒やし
座間味のダイビングはのんびりしてほしい。
沖縄離島ならではの時間の流れ方、島特有の空気を感じながらダイビングをすると、普段の都会の喧騒から離れて良いダイビング旅になること間違いです。
もちろん、エキサイティングにガツガツ潜るのも楽しいのですが…..
たまにはただ癒されるだけのダイビングも悪くないのではないでしょうか。
では、なぜ座間味のダイビングはのんびり出来るのかご紹介していきたいと思います。
1.海が穏やか
座間味のダイビングエリアは風の影響を受けづらく海が非常に穏やかです。
慶良間諸島には座間味島の他にも阿嘉島や渡嘉敷島などの大きい島がいくつかあり、それぞれの島周りに無数のダイビングポイントがあります。
その中でも座間味のダイビングショップが潜ることが多いのは上の図の黄色く囲った2か所のエリアです。
黄色く囲ったエリアはどちらも四方を島で囲われて、島々が天然の防波堤の役割を果たしてくれます。
そのため風に非常に強く、台風の影響が入ってこない限り大荒れにはなりません。
南の島の穏やかな海でのんびりダイビングを悪くないですよね!
とにかくポイントが近い
座間味のダイビングポイントはとにかく近い。
大体どこのポイントでも10分以内で行くことが出来ます。
そのため1本1本ダイビングが終わるごとに港に帰って休憩することが出来ます。
船酔いしやすい人でも快適にダイビングを楽しめます!
ソーダ―ブルーな海に囲まれ、美しい海岸線や真っ白なビーチを見ているとボートに乗っている時間もあっという間に過ぎて行きます。
砂地が多い
座間味のダイビングポイントはキレイな白い砂地が多いです。
写真はガヒ砂漠というポイントの写真ですが、流れによって作られた砂紋が非常にキレイで大人気のポイントです。
青い海に太陽、そして白い砂地!
のんびり呼吸をしているだけで気持ち良いですよ。
慶良間諸島は世界でも有数のサンゴ礁を誇るエリアです。
そのサンゴが折れて削られて白いビーチを作っています。
そりゃ美しいわけだ!
砂地に点在する根にはスカシテンジクダイやハナダイの仲間が群れています。
この光景をぼーっと眺めているだけで癒されること間違いなし!
座間味のダイビングは誰もを満足させる楽しさ!
座間味の海は非常にリラックスして潜ることが出来ます。
つまり、上級者だけでなく、まだダイビングに慣れない初心者の方も気軽に楽しむことが出来ます。
そして、誰しもが憧れる水中風景が見れるのが座間味のダイビングです。
- ケラマブルーと呼ばれるほど透明度が高い海
- 世界に誇る美しいサンゴ礁
- 憧れのウミガメが多い
- カラフルなトロピカルフィッシュがたくさん
それぞれの魅力をじっくり見ていきましょう!
1.ケラマブルーと呼ばれるほど透明度の高い海
座間味の海は沖縄でも屈指の透明度を誇り、透明度30mも珍しくありません。
またその美しい青く澄んだ海をケラマブルーと呼ぶ人もいます。
僕が座間味の海でダイビングをして1番に感じたのは、とにかく水中が明るいことでした。
透明度が良いのはもちろんですが、沖縄の強い日差しが水中にも降り注いでいて、なおかつ白い美しい砂地に反射して更に水中を明るくします。
まるでソーダ水のように薄く淡い海が僕らを柔らかく包んでくれているような安心感です。
座間味でダイビングした人にしかわからないとは思いますが、超気持ちいいんですよね!
2.世界に誇る美しいサンゴ礁
座間味島のある慶良間諸島の海域には約250種のサンゴが生息します。
これは世界に生息するサンゴの1/5に匹敵し、その群生する密度や種類の豊富さから非常に貴重なエリアとして世界中から知られています。
2014年にはその美しさから「国立公園」に指定されているんです!
サンゴ礁は豊かな生態系を作っていて写真のようにデバスズメダイがぐちゃっと群れていたり、慶良間のカラフルで豊かな海の源になっています!
人懐っこいのんびりしたウミガメたち
座間味島はウミガメも非常に多いです。
自然を大切にする座間味の人々は同様にウミガメに優しく驚かさないように大切にしてきました。
そのためウミガメも非常に人懐っこくホントに触れるくらい近寄れます。
この人間とウミガメが一緒に海にいる関係は大事にしていきたいし、ホントに座間味の良さがわかります。
座間味のビーチのすぐ近くの「うるぬさち」というポイントや阿嘉島の「儀名(ぎな)」というポイントが有名で、高確率でウミガメに会うことが出来ます。
やっぱりダイビングを始めたからには1度はウミガメには会いたいもの!
竜宮城には連れて行ってはくれませんが、僕らの心を魅了してくれます。
カラフルなトロピカルフィッシュがたくさん
沖縄らしいカラフルなトロピカルフィッシュが多いのも初心者の方からすると面白いですよね!
実は慶良間諸島はチョウチョウオが非常に多く、日本の図鑑を作るときも慶良間の海域でかなり撮影や観察をされていたそうです。
だんだんダイビングが上手になってくると、チョウチョウウオなどは見向きもしなくなってきますが、注意深く見ていると座間味ではホントに多種多様なチョウチョウウオがいて非常に面白いです!
もちろん座間味ではクマノミの仲間も様々な種類見れますよ!
ニモ以外にも実は様々な種類がいて日本では5種のクマノミが生息しているのですが、そのほとんどが座間味では見れます。
座間味のダイビングはマニアックに振り切るのも最高に楽しい!
座間味のダイビングは、のんびりできるし初心者にはオススメ!
ケラマブルーの海は超気持ちいいんですが……
しかし!
座間味の魅力は全然それだけじゃない!!
マニアックな生物を全力で探したり、観察したり、撮影したりするにも十分楽しめるんです。
座間味は初心者に特にオススメですが、上級者にも非常に奥が深くて何度潜っても新たな発見のある奥が深い海なんですよ!
上の写真はオドリハゼ!
英名では、フリフリと泳ぐ姿からダンシングゴビ―なんて言われています。
オドリハゼ自体も非常に珍しいハゼなんですが……
何よりも一緒に住んでるブドウテッポウエビがえげつなくカワイイ。。。
この紫の斑点が何とも言えない魅力です!
そっち!?と言われそうですが、
この項はマニアックな座間味のダイビングを紹介していきます。
いや僕のエビ愛を語らせて下さい!
ナマコに着くウミウシカクレエビ!
座間味では砂地にいるバイカナマコなどナマコを見ると、ちょこちょこウミウシカクレエビが隠れています。
このウミウシカクレエビはその中でもジャノメナマコという変わった模様のナマコに着いていたのが良かったです。
伊豆ダイバーからすると、めちゃ贅沢。。。
そして何度見ても、このバルタン聖人みたいな見た目と腕の角度がたまらなく好きです。
アカヒゲカクレエビも座間味のダイビングでは押さえたいエビです。
バブルコーラルシュリンプは沖縄や海外の海でよく見るのですが、アカヒゲカクレエビってあまり他では見ないんですよね。
ガヤに着くカゲロウカクレエビも最高ですね。
どこにいるかわかりますか?
名前の通り見つけるのが非常に難しく、この写真でもどこにいるかわかりづらくないですか?
カゲロウカクレエビを自力で見つけたときの嬉しさ半端ないですよ!
探すと時はエビが隠れているガヤ(写真の草のような生き物)は絶対触っちゃダメです。毒があり、触るとピリッと痛く、皮膚が弱い方なんかは炎症を起こすので気を付けてください。
最後はコレ!
どこにいるかわかりますか??
右下の台の上に乗っている薄紫のゴミみたいのがフィコカリス・シムランスというエビなんです。
ちょっとマニアック過ぎますね。
いい加減にしろ~~という声が聞こえてきそう……
もちろん、こんなきれいなヤシャハゼもいますよ!
ちなみに深さも18m前後なので個体によってはアドバンスがなくても見に行けますね!
また、クマノミもいろんな種類いますし、ハナヒゲウツボやマクロも十分に楽しめる海です。
ハダカハオコゼなんかも様々な色合いのものが生息しており、キンメモドキと合わせて撮っても面白い雰囲気になりますね。
座間味はのんびり潜れる環境だからこそ、マクロもじっくり観察できるんです。
マニアックにマクロ生物を楽しむのも悪くないですよね。ってかおすすめです!
もちろん地形やダイナミックなポイントも!
もちろんダイナミックな地形もありますよ!
もちろん外洋に出ればダイナミックなポイントもたくさんあります。
ドリフトの大物ポイントなんかもたくさん!
写真は「さくばる漁礁」というポイントで、水深30mからドーンと盛り上がった根があり、ヨスジフエダイやグルクンが周りを取り囲んでいます。
地形ポイントも何か所かあり、水深も浅い洞窟も多いので初心者でも安心して楽しめます!
特に夏は差し込む光もキレイで本当に美しい。
やっぱ洞窟ってええな〜〜✨✨
辺戸岬はちょっと恐いって人でも、このくらいなら絶対好きになれると思う!! pic.twitter.com/CW2Nx934Pp— 茂野 優太 (@yuta3822) March 21, 2019
最初は穏やかな砂地で練習をして徐々にダイナミックなポイントに挑戦していくといったことも座間味にステイして潜れば出来ますね。
座間味に来たら陸観光もしよう!
座間味島には阿真ビーチや古座間味ビーチというミシュランガイドにも載る世界屈指の美しいビーチがあります!
ビーチでは、海水浴をしているだけでウミガメが見れたり、SUPを楽しむことが出来たり、日陰でのんびり読書を楽しむことも出来ます。
正直、ダイバーでない人にも非常におすすめの島です!
ぜひ座間味島にダイビング旅行を計画中の人は、ダイビングだけでなくのんびり過ごす時間も作ってみてください。
癒されること間違いなしです。
座間味の行き方
座間味への行き方は那覇市にある泊港(とまりこう)、通称と「とまりん」から船で行きます。
泊港への行き方
空港から泊港までは、タクシー・バス・電車と様々な行き方がありますが、正直おすすめはタクシーです。
料金は高いですが1番確実で楽に行くことが出来ます。
空港からは約20分で片道1200円~1500円で行けます。数人で行く場合は割り勘すれば、そんなに気にならない値段ですし、沖縄の暑い街を重たいメッシュバックを持って歩かなくて良いので楽です。
タクシー代はちょっとって方は電車も良いでしょう!
空港からゆいレールに乗って最寄り駅の美栄橋駅まで15分ほどで着きます。料金は300円。
ただし泊港までは距離があり10~15分歩くことになります。
メッシュバックがあると、ちょっと辛いですよね。
バスは1番おすすめしません。
路線がかなり複雑で、泊港へ直接向かうわけではなく遠回りをしながら向かいます。道の混雑状況にもよりますが、約1時間かかると思ってもらえると良いでしょう。人の乗り降りも多いので大きい荷物があると落ち着いていられません。
泊港に着いたらフェリーか高速船で座間味へ向かいます。
所要時間としては「フェリーざまみ」が約90分~120分で、高速船の「クイーンざまみ」は50分~70分で到着します。
料金
フェリーざまみ
大人:往復¥4,030/片道¥2,120
小人:往復¥2,020/片道¥1,060
クイーンざまみ
大人:往復¥5,970/片道¥3,140
小人:往復¥2,990/片道¥1,570
※他、入村時(乗船券購入時)に環境目的税¥100が必要です。
運航ダイヤ
繁忙期や船の点検の日など変更はありますが基本的にはフェリーざまみが1日1往復、クイーンざまみが1日2往復しています。
フェリーざまみ
那覇発(10:00)→阿嘉島着(11:30)→座間味着(12:00)
座間味発(14:00)→阿嘉島着(14:15)→那覇着(16:00)
クイーンざまみ
1便目 那覇発(9:00)→座間味着(9:50)
座間味発(10:00)→阿嘉島着(10:10)→那覇着(11:10)
2便目 那覇発(15:00)→阿嘉島着(15:50)→座間味着(16:10)
座間味発(16:20)→那覇着(17:10)
座間味へのフェリー、高速船どちらも阿嘉島に立ち寄ります。
その時には阿嘉島と慶留間島(げるまじま)を結ぶ阿嘉大橋をぜひ見てください!
コバルトブルーの中に浮かぶ橋は見事な光景ですよ!
最後に、座間味は海が穏やかで船酔いしやすい方でも大丈夫なのですが、フェリーや高速船は外洋を走るため海況によっては揺れることがあります。
船の中央の席に座ったり外や甲板にいるようにする、酔い止めの薬を飲むなど対策をすると良いでしょう。
まとめ
座間味の海は初心者でも安心して楽しめる環境が整っています。
ライセンスは取ったけど、沖縄の海はどこを潜っていいかよくわからないと迷ってる方は、まず座間味の海を潜ってみることをオススメします!
今回お世話になったショップ
今回お世話になったダイビングショップは奥潜水さん!
代表の奥さんのゆるーく人を惹きつける魅力に僕はハマってしまいました。
毎回潜る度に驚きの発見を与えてくれる本当に尊敬できる大先輩のインストラクターです。
ぜひ座間味で潜る際は奥潜水さんをおすすめします!
ちなみに同じ慶良間諸島でお隣の阿嘉島こちらも超おすすめです!
座間味のダイビングとは打って変わって外洋にバンバン出ていって大物を狙います!
エキサイティングでスリリングなダイビングと内湾の癒やしダイビングどちらも楽しめますよ。
沖縄のダイビングの魅力をYouTubeでも発信中!
ダイビングをもっとカッコよく、もっと楽しくをモットーに
海のリズム感やワクワク感を伝えるためにダイビングの様子をVlogでも紹介してます!
絶対見てね!!