【奇跡の出会い】小笠原でダイビング中にザトウクジラに遭遇!

ザトウクジラと泳ぐ

ダイバーなら1度は憧れたことがあるだろう水中でのクジラとの遭遇。
まるで夢のような出来事が小笠原で起きました。

しかも1度ではなく2度。
偶然舞い込んできた小笠原でのザトウクジラとの奇跡の出会い
水中でザトウクジラと向き合った後では価値観が変わってしまうほど強烈な感動を覚えました。

海に潜り続けた人だけに微笑む奇跡の体験をご紹介したいと思います!

しげ
まだSNSにも載せていない写真もブログ後半で出しちゃいますよ!ヒレにぶつかるほど近かった~。

出会った状況は?

2019年2月、学生ダイビングサークルOceanKIDsの小笠原合宿の最中でした。
OceanKIDsは僕も学生時代に所属したダイビングサークルで今もインストラクターとして仲良くしてもらっています。

今回、僕はガイドとして一緒にツアーに参加していました。
KIDsのみんなは前半後半に分かれて2航海で合計33名が小笠原の海でダイビングをし、なんと全員が水中でクジラを見ることが出来ました。

OceanKIDs

前半組のKIDsのみんな!

OceanKIDs

後半組のKIDsのみんな!

実は水中写真以外のインスタクターやガイドとしての活動もすごく好きなんです。
水中で誰かの感動した顔を見る事は、良い写真が撮れた時よりも正直嬉しい。

ちなみに、お世話になったダイビングショップのパパスダイビングスタジオの代表星野さんも28年小笠原の海を見続けて、こんな奇跡は初めてだということ。

それくらい貴重な経験でした。

初の出会いは”スターライトパレード”

ザトウクジラとの1回目の出会いは、
2月17日父島の東側エリアのダイビングポイント”スターライトパレード”でした。

その時に感動してあげた投稿がこれです。

”スターライトパレード”は南北に伸びる根が水中にあり、その根の東側に根魚がぐっちゃり群れるエリアがあります。
ヨスジフエダイやアカヒメジ、アジアコショウダイ、ミナミイスズミの魚群、時折現れる回遊魚が見応えのポイントです。

今回は2チームにわけ根の陰の穏やかなエリアでエントリーしました。
水中は心地よいくらいの流れがあり、流れに乗りながら魚が群れるポイントを目指します。

もちろん、この時はクジラのことなど全く頭にありません。

しかし、5分くらい泳ぐとハッキリと聞こえるくらい大きなクジラの鳴き声が聞こえてきます。
小笠原で潜っているとクジラの鳴き声は常に聞こえて来るので普段は気にしませんが、今回はさすがに大きすぎる。

耳に手をやり、チームのみんなに「クジラの鳴き声聞こえるね。」と合図を送ると、みんな”うんうん”と頷きます。
みんなにも聞こえるくらい大きな鳴き声に、クジラに会えるかもと少し期待をしてしまいます。

心なしか遠回りをして中層に目をやりながら、魚の群れているところへ!
ヨスジフエダイやアジアコショウダイの魚群にを見ていると、”リンリン”とベルの音が。
ふと振り返ると2m級のシロワニが悠然と泳いでいきます!

偶然出会うシロワニはホントに迫力があって恐い。

スターライトパレードの魚群に圧倒され、シロワニにも会い満足!
ダイブタイム30分くらいで浮上を開始し安全停止を始めました。

安全停止中もずっと鳴りやまないクジラの鳴き声。
ずーーっとキョロキョロ中層を見渡しますが、やっぱり簡単にはザトウクジラには会えない……

チームのみんなのフィンを脱がしチーム全員をボートに引き上げ。
僕もラダーに手をかけ、エキジットしようとした瞬間…

真後ろでブオ”ーという大きな音。
振り返ると10ⅿはあろうかという大きなザトウクジラがブローをしていました。

まっまさか!ここで出るなんて!

その瞬間、同じくガイドをしていたPAPASのエリカちゃんと目が合い”行こう”と合図。
なんとか潜っていくザトウクジラを見ることができました!

そして、ザトウクジラは潜った後に切り返して僕とエリカちゃんの下を悠然と通り過ぎて行くのでした。

写真提供:PAPASエリカちゃん

僕はカメラをもっていなかったので動画や写真はエリカちゃんからもらったものになります。

この後、2匹のオスのザトウクジラのペアは、なんとPAPASの船に寄り添うように近づいてきました。
約10分船の下を行ったり来たり、この間に学生もラダーを掴んだまま海に顔を付けて水中クジラを見ることが出来ました。

ボート横すぐでスパイホップをしたり、コロコロと回りながら泳いだり僕らと遊んでくれました。

自分で写真を撮れなかった悔しさよりも未知なる巨大な生物との対峙にとにかく、この日は興奮しっぱなしでした。

2回目の出会いも”スターライトパレード”

なっなんと!
2回目の出会いも、まさかの「スターライトパレード」でした。
2019年2月23日は非常に強い北西の風が吹き、もともと潜るハズだった二見湾のシロワニが出るポイントに潜れなかったのが始まりです

風から逃げるために大荒れの父島西側の海域を抜け、東側のポイントに逃げてきました。それが奇跡の2度目の出会いを生む。

北西の強風よ!ありがとう!

ちなみに、この時クジラと一緒に映っている動画を撮ってくれたのも…..
パパスのガイドのエリカちゃん。ホントにありがとう。

この日もクジラが現れる気配は一切なく普通にエントリーをしました。
いつも通り潮に乗りながら、魚の群れているゾーンを目指します。

エントリ―5分後くらいでアオウミガメが目の前をスーッと通り過ぎ、ラッキーと思いながら紹介し、みんなで息継ぎに行く様子を観察していました。

その時、”リンリンリンリンリーーーーン”とめちゃくちゃ激しくなるベルの音がします。

普段あまりベルを鳴らさないエリカちゃんが激しくベルを鳴らすなんて、何かすごいのがでたんだろう。

またシロワニかな?なんて思いながらチームを引き連れて近づくと…..

そこにはなんと2匹のザトウクジラがっ!!

ザトウクジラとの2ショット

写真提供:OceanKIDs 拓実くん

どうやらエリカちゃんチームは全員見れている模様。
僕のチームは出遅れたので全員見れるか不安だったのですが、思ったよりクジラの動きがゆったりで、なんとか回り込むことが出来ました。

クジラの感動と、全員見れた感動に思わず両手を広げてしまった。

このままクジラは泳ぎ去って行き……
見送った後は全員で歓喜の雄たけびをあげながら、ガッツポーズ!!

クジラの感動に、キラキラしたみんなの顔は今でも忘れられません。

 

と、ここで話が終わると思いますよね。
奇跡はこの後続きます。

なんと!
ザトウクジラはUターンして戻ってきたっ!!

ゆっくりと僕らの方を観察するように近づいてきて、周りを泳ぎ始めます。

みんなアドレナリン全開!
追うなって言ってもクジラの方を追いかけてしまいますよね。

15分くらいの間ずっと現れては消え、現れては消え、僕らの周りをぐるぐるしていました。

中層に上がると流れもそこそこあり、興奮もあってエアの消費がめちゃくちゃ早い。
ダイブタイム20分で安全停止に入ると安全停止中は僕らをからかうように下を通過していきます。

まるで夢のような時間・・・

水面に上がってからも、ずっと僕らの下をぐるぐる回っています。
みんなは歓喜の声をあげ水面で叫んでいます。

正直、あまりの感動に涙が出そうでした・・・

えっ!?
僕の写真がないって?
撮ってもらってばかりで(笑)

ということで、ここからはTG5で撮ったザトウクジラの写真を紹介していきます。

しげ
めちゃくちゃ近いですよ。
驚かないで下さいね!

ザトウクジラのとの対峙。

ザトウクジラ③

まずは悠然と泳いでいくザトウクジラ。
僕が水深10ⅿくらいでザトウクジラは20mくらいのところにいました。

ああ~行ってしまう。なんて思っていると……

ザトウクジラ④

僕の存在に気が付いたザトウクジラはUターンします。
完全に意識されているのがわかりました。

一瞬怯んでしまい僕は止まります。
そりゃビビりますよ!自分より巨大な10ⅿはあろうザトウクジラが正面から迫ってくるんだから。

ザトウクジラ⑤

そっそして、この距離!!

ザトウクジラ➅

うおおお!
僕の目の前で大きく弧を描いていきターンしていきました。
正直、かなり恐かった。

みんなと離れている時で良かった。本当に。
初めて水中で興奮と恐怖で手が震えました。

ザトウクジラ⑦

1頭通り過ぎると、もう1頭が僕の前に現れます。
まるで僕のことを確かめるように、ゆっくりと距離が近くなります。

 ザトウクジラ②

目が合った。
確実に僕のことを見ている。

まるで僕のことを値踏みをされているようだった。
生き物と対話するとは、こういうことか。

そして僕らは自然界の一部で、彼らの世界にお邪魔させてもらっているというこを改めて実感しました。

ザトウクジラ  

するとクジラは、僕のことを受け入れてくれたのか、スッとお腹を見せてくれました。

嬉しいとか興奮とかを通り過ぎて、すごく穏やかな気持ちに。
まるで一体感みたいなものを感じました。

水中でクジラに会った後と前では海に対する気持ちがガラッと変わりました。

クジラと出会う前は、口先だけで「海にお邪魔させもらっているから、傷つけてはいけない。」と言ってましたが、今では「本当に僕らは海に受け入れてもらっている。そして一緒に生きてるんだな。」と思います。

ありがとう。

もちろん、写真だけでなく動画も撮りました!

ヒレが近すぎて、ぶつかるかと思った!

ヒレの水流でカメラがブレブレに。
テンパってる僕がわかります。

2本目は息継ぎに浮いていくザトウクジラ!
思わず興奮して水面にまで上がってしまいました。

間近でテールフラップを撮ろうとしましたが、ちょっと遅かった。

エキジット後も奇跡は続く

ホエールウォッチング

クジラはまだ遊び足りないのかエキジット後も、ずっと船の下に回り込み、僕らの前に姿を現してくれます!

船の上から見るクジラも大迫力で…..
KIDsのみんなとワーキャー言いながら、船の上をアッチへコッチへ移動しながらクジラを観察します。

テールフラップ

時には目の前で、こんなテールフラップまで!
透明度が高く水中のクジラの体まで見えてしまいますね。

1番先頭で写真を撮ってる子は、めちゃくちゃ良い写真が撮れていました。

ここまで近いとiPhoneやTGでも、クジラが超きれいに映ります。
僕がiPhoneで撮った動画はコチラ!

クジラのブローに虹がかかります。
めちゃくちゃ美しい。

約50分の間、2匹のザトウクジラは僕らの船の周りをウロウロしていました。

しげ
一生分の運を使ってしまった。本当に最高でした。

まるで夢のようなクジラとの出会い。
こんな素晴らしい経験をさせてくれたPAPAS DIVING STUDIOの皆さん、OceanKIDsのみんな本当に有難う。

最後は僕のコンセプトで締めたいと思います。

「まだ見たことない世界を見てみたい。」

これからもガンガン海のことを発信していきたいと思います!


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