みなさん沖縄県最北のダイビングポイントといえばどこでしょう!?
僕のブログを呼んでくださっている方は知っているかもしれませんね。
そう。辺戸岬です!
知らなかった方々、大丈夫です!
下のブログを呼んでもらえれば辺戸岬のダイビングがどれだけアツいかわかります!
辺戸岬のダイビングはめちゃくちゃ面白いので知ってて損はないと思います。
辺戸岬のダイビングの何がそんなに面白いかというと圧倒的に地形です!
辺戸岬には水中鍾乳洞がありますが、日本で唯一鍾乳洞の中をダイビングができる場所なんです。
真っ暗な中を水中ライト頼りに進むダイビングは迫力と冒険心、ロマンの詰まったダイビングになります!
しかし!!
今回は水中鍾乳洞はなし!
しかもワイドではなく、マクロだけで辺戸岬を楽しみに行きます!
というのも、なぜこんな企画をしようかと思ったかというと……
いつもお世話になっている名護のダイビングショップFEEL DIVEの宮原さんから「辺戸岬はマクロも全然楽しめると思うよ。行ってみる?」と声を掛けられ、沖縄北部でのダイビングに絶大な信頼を置いている宮原さんの誘いを断る理由はない。
さっそく、”辺戸岬でマクロダイビング”をやってきました!!!
潜るポイントは茅打バンタ
茅打バンタは港から約3分の辺戸岬エリアでも1番近いポイントで穏やかな場所です。
有名な辺戸岬ドームに行けなくても茅打バンタだけは潜れる事が多い安定したポイントです。
特徴としては沖縄には珍しくソフトコーラルが群生しています!
今回は潮が悪かったのかソフトコーラルは全部しぼんでいて諦めましたが、きっとこのソフトコーラルとスズメダイとかを一緒に撮っても面白いハズ!
それでは実際に潜っていきましょう!
水深35mはアケボノハゼだらけ!!
まずは今日の最大深度35mまで一気に降りていきます。
茅打バンタはエントリーする場所は水深8mくらいと浅いのですが、そこからガレ場の急斜面が続き簡単に深場に行くことが出来ます。
その斜面の水深35m〜40mくらいがアケボノハゼだらけでめちゃくちゃ面白いんです!!
今回も水深33mあたりで出ました!!
アケボノハゼ!!!!
こんな簡単に出会えて良いのかな?
確かに深いけど、一瞬で見つかった。
最初は逃げてしまうと恐いから遠目からピントもカッチリめで撮ってみました。
天皇陛下はハゼの研究が有名で様々なハゼの和名を提案されています。アケボノハゼもその一種です。
このアケボノハゼがですね。
なんとめちゃくちゃ寄れちゃうんです!
辺戸岬のアケボノハゼは威風堂々していて、近寄っても全然逃げない。
こんな最短まで寄っても大丈夫!
さすがに、この後引っ込んでしまいましたが ……
大丈夫!
すぐに別の個体が!
次はふんわりめで遊んでみました。
ホントに周りはアケボノハゼだらけ!
まるで”アケボノハゼ畑”みたいです!!!
もちろんペアの写真も撮れちゃいます。
引っ込んだら次から次のアケボノハゼへと移動。
どれだけ贅沢なんでしょう。
他にも国内でこんなポイントあるんでしょうか?
あったら教えて欲しい。
水深30mでスミレナガハナダイの乱舞!
水深30mにはスミレナガハナダイの大きなハーレムがあります。
そこは荒れ狂ったようにオスのスミレナガハナダイが乱舞しています!
1匹のオスに対して数十匹のメスが取り囲むように住んでいます。
スミレナガハナダイはアケボノハゼがいるエリアにもたくさんいますが、ちょっと移動した場所にぐちゃっと固まっている場所があります。
そこまでガイドの方に連れてってもらうのがおすすめです!
繁殖のシーズンはド派手な婚姻色まで見れちゃいます!!
普段から派手なハナダイですが、婚姻色はひときわ目立ちますね。
一瞬、別の生き物かと思ってしまった
せっかくならメスの写真も撮っておけば良かったのですが、深くてあまり時間が作れず撮れませんでした。
ぜひ自分の目で確かめてみて下さい!
水深25mはヤッコが激アツ!!
最近はヤッコにハマっています!
辺戸岬はヤッコもアツいんです!!!!
深場のヤッコの中では1番メジャーなトサヤッコ。
この柄と色合ヤバくないですか?
宮原さんは沖縄には普通にヤッコいるよ。って言いますが……
やっぱり伊豆ダイバーからしたら会えたらめちゃ嬉しいですよね!
ちなみにトサヤッコのメスはこんな感じ。
オスに比べ可憐な感じがしますね。
トサヤッコもオス1匹に対して複数のメスが周りに生息します。
最初にメスが目に入ったら、その周りを探せばオスを見つけられることが多いです。
こんなオスのヤイトヤッコも!
ヤイトヤッコはトサヤッコに似ていますが、横縞が体全体に広がってるのが特徴です。
オスも特徴的でカッコいいんですが、ヤイトヤッコはやっぱりメスが良い!
まるでお姫様のような可憐な美しさじゃないですか?
なんとも言えない儚い色合い。ホントに素敵。
水深20mにはハナゴンベもいるよ!
あ、良い色合いと言えば……
ハナゴンベもたくさんいますよ!
岩のオーバーハングしているところを探せば大人から小さいサイズまでたくさん!
やっぱハナゴンベは幼魚を狙いたいですね!
水深15m 辺戸岬のクリアな透明度!
辺戸岬は沖縄の中でもかなり透明度が良いことでも有名です。
実際、浮遊物が少なく視界がめちゃくちゃクリアです。
そのため少し離れた位置からでも、くっきりした写真が撮れるんです。
上のスミレナガハナダイやヤッコ類みたいな証拠写真でしたら、すごく簡単に撮れます。
マクロでも水が良いと写真が撮りやすいんですね。
水深15mにいたハナゴイを撮ってみました。
105mmのマクロレンズ(画角が狭く小さい被写体に適したレンズ)でもハナゴイを複数個体入る距離から写真が撮れます!
チョウチョウウオとか普段撮らない生き物を105mmのレンズで撮るのも個人的には新鮮で楽しかったです。
水深10m 普通の沖縄っぽい海
ありのままをお伝えしたいので、そのまま書きますが浅場は他のポイントと大差なく普通に沖縄の海が楽しめます。
ガレ場を見ればハタタテシノビハゼのようなちょいレアなハゼがいたり、
岩場を見れば、ミナミハコフグが隠れていたり、
時にはクロハコフグになることもあります。
ちなみに僕はミナミハコフグよりもクロハコフグの方が主張しない可愛さが好きです。
ウミウシもちょこちょこいますよ!
中でもミゾレウミウシは個体数が多かったです。
キスジカンテンウミウシの2センチくらいの個体が岩の隙間にいて、これにはテンション上がりました!
でかいのはよく見るけど、小さいのはなかなか見ないしカワイイ。
水深5mはコケギンポと遊ぼう!
安全停止ができる水深5mにある岩や壁にはコケギンポが多く生息していました。
おそらくハダカコケギンポ。
今回はオレンジの個体しか見れなかったですが、他にも黒い個体などもいるようで見てみたい。
あとはコケギンポだけでなく、辺戸岬の浅場にもサンゴがあります。
そのサンゴとスズメダイを絡めてとっても面白いですね。
沖縄では定番のアサドスズメダイ!
すごく淡い色でかわいくて個人的にはテンションの上がるお魚です。
まとめ
やっぱり辺戸岬の1番の見どころは”アケボノ畑”だと思います!
これでもか!
というほど、アケボノハゼはたくさんいますし、なにより近寄れる。
こんな良い場所は他にないと思います!
もちろん、それ以外にもソフトコーラルやヤッコ、スミレナガハナダイなどマクロでも十分楽しめることがわかりました!
ただ、水深が深いところにいる生物も多く減圧には気をつけて潜りましょう。
ついつい僕も夢中になっちゃいました。
あ、最後に……
辺戸岬は本当は地形ポイントですからね!
辺戸岬ドームめちゃくちゃ面白いしオススメです!
ぜひ合わせて読んでみて下さい!
辺戸岬のダイビングの魅力をYouTubeでも発信中!
ダイビングをもっとカッコよく、もっと楽しくをモットーに
海のリズム感やワクワク感を伝えるためにダイビングの様子をVlogでも紹介してます!
絶対見てね!!
結果はおわかりの通り超面白かった。最高でした!