まだ神子元でダイビングしたことないすべての人に届けたい記事!

神子元のダイビング

 

神子元のダイビングは超上級者向けなのか?

激流にダウンカレントで百戦錬磨のダイバーにしか潜れない海。

よく神子元でのダイビングの話題になると、そんな危険さを熱弁される方がいます。

 

本当にそうなんでしょうか?

僕はかれこれ15回くらい神子元でダイビングをしていますが1度も激流やダウンカレントに突っ込んでいくみたいな経験をしたことがありません。

「激流じゃないとハンマーが見れない。」

なんて言う方もいますが、僕はゆるい流れの中でこれだけ写真を撮っています。

ハンマーヘッドシャークの群れ

 

ほら!
この雲のようなハンマーの群れの圧倒的迫力。
激流じゃこんなアプローチできないですよね。

そしてこのTwitterの動画を見て下さい。

200匹くらいのハンマーの群れと並走している動画ですが、ガイドも全然フィンキックしてません。

 

そうんなんです。

「神子元のダイビング=激流&ダウンカレント」みたいな危険なイメージは一昔前のまだ神子元のダイビングスタイルが確立される前の話だったんです。

今では神子元島にかかる潮流も解明されてきたし、激流の場所にハンマーは少なく、流れがある場所と緩んでいる場所の中間にに多いこともわかってきています。

神子元の海に精通しているガイドの方と潜っている限りダウンカレントや激流に突っ込んでいくことは、ほとんどないでしょう。

 

今回はこんなに大迫力の神子元の海をもっと知ってほしい。

そして知らないからこそ、「神子元の海が危険だ」という誤解をしている方にキチンと神子元のダイビングを知ってほしい。

そんな思いから記事にしました。

もちろん他の海よりかは難しい海であることは間違いないですが、キチンとガイドの方の話を聞いてルールを守れば初心者の方(30本以上アドバンスくらいの方)でも安全に楽しめると思います!

それでは一緒に神子元の海を知っていきましょう!

しげ

ハンマーが見れたときの感動は一生忘れられない経験に!1度潜るとドハマりする神子元のダイビングを徹底解説してきますよ〜〜

 

神子元のダイビングの魅力

神子元島

神子元島は伊豆半島・下田沖に浮かぶ無人島で黒潮の影響を色濃く感じることができる海です。

水中は絶壁や大きな岩などダイナミックな景観が広がっていて、伊豆半島でトップクラスの透明度を誇ります。

そんな青くダイナミックな景観に圧倒的量のタカベやイサキの群れやそれを追う回遊魚たち、そしてハンマーヘッドシャークなどの大型のサメが見れる超がつくほどエキサイティングな場所なんです!

時にはジンベエやイルカ、カジキ、マンボウなどが出現したり何が起こるかわからない奇跡のような海が神子元島です。

神子元のダイビングと言ったら、そりゃハンマーでしょ!

神子元ハンマーズガイドの有松さん

やっぱり神子元島のダイビングの1番の魅力と言ったらハンマーヘッドシャークの群れに出会うことでしょう!

まるで川のように流れるハンマーの群れをハンマーリバーと表現しますが、まさにその通り次から次へとハンマーが目の前を通り過ぎていく景色がみれることがあります。

こんな景色を見てしまうと誰もが思わずハンマーポーズで喜びを表現してしまいます!

ハンマーポーズ
両手をグーにして頭の横に持ってくるポーズを神子元ではハンマーポーズと呼びます。
ハンマーリバー

そりゃこんな景色見てしまったら驚愕しますよ!

ハンマー狂と呼ばれる、ただハンマーを見るためだけにダイビングをする猛者たちが生まれてしまう理由が何となくわかった気がします。

アドレナリン全開なダイナミックな楽しさこそが神子元のダイビングの醍醐味です。

ハンマーとの距離感を探る駆け引きが面白い

ハンマーを追うダイバー

ハンマーの群れが出たら我先にと猛烈フィンキックで追いかけ並走する。

そんなアクティブなダイビングが神子元の面白さかと思っていたら、今回お世話になった神子元ハンマーズの有松さんは、そんなのはナンセンスだと言う。

ハンマーの群れにダイバーが一気に近づいてしまうと逃げてしまい、一瞬良い景色が見れるかもしれないがすぐ散り散りに。

それよりも、じっくり近づいていき時間をかければハンマーも許してくれ群れに大接近させてくれるんだとか。

実際に今回お世話になったハンマーズの有松さんや渋谷さんも時間をかけてアプローチすることによって、非常に長い時間ハンマーの群れをチーム全員で楽しむことが出来た。

神子元島のハンマーヘッドシャーク  

最後はこんなに近くまで寄らせてくれることもあり、プロの仕事を魅せられた瞬間だった。

気持ちはホットに頭はクールに!そんなハンマーとの一進一退の駆け引きは、まるでハンマーと対話しているようでなんとも言えない魅力的な時間でした。

実際にハンマーに寄ったときはハンマーの目がギョロっとこちらを向いたり、観察されているのがわかります。

そして何より嬉しかったのがチーム全員で見れたこと!

チームプレーでハンマーの群れをじっくり見れ時の感動は普段の100倍!
みんなで勝ち取ったチャンスがものすごく気持ちいい。

ハンマーヘッドシャーク

シュモクザメの通称がその独特のトンカチのような見た目からハンマーヘッドシャークと呼ばれています。
一般には凶暴なサメと言われていますが、ダイバーの呼吸音を嫌がるくらい敏感なサメでダイバーが襲われた事例はほとんどありません。

良い時もあれば悪いときもある

透明度の悪いときの神子元島のダイビング

神子元のダイビングは、さっきの写真のようにハンマーリバー!透明度良し!の良い時もあれば……

ハンマーはいるけど透明度が悪い、群れに寄れない、もしくはハンマーがいないなどの悪いときも全然あります。

透明度、距離、ハンマーの量すべてがタイミング良く揃わないと最高の景色は見れないんです。

そんなギャンブル性の高さが中毒的な海なのも魅力でしょう。

しげ

この不確実な感じが最高にたまらない。絶対見れるハンマーなんてVRか水族館で良いじゃないですか。

もちろんハンマー以外もすごい海

イサキ群れ

もちろん神子元のダイビングの魅力はハンマーだけではありません。

圧倒的な魚影も神子元を楽しむポイントの1つです。

タカベやイサキといった伊豆を代表する魚影はものすごい量いるし、

カンパチ群れ

それを追って特大のカンパチが群れをなすこともあります。

神子元で見るカンパチは他の海で見るよりも1周りも2周りも大きく丸々太っています。

ツムブリ群れ

ツムブリの群れが上から降ってきたりもします。

マグロ級の特大カンパチ、イナダ、ニザダイ、メジナ、タカベにイサキ神子元の海に群れる魚は数知れません。

魚群やそれを追う回遊魚を狙ったダイビングもエキサイティングで超面白い。

どうしてもハンマーのイメージが強いですが、ハンマー以外の群れに目を向けてもビッグポイントであることに間違いありません。

メジロザメ

他にもハンマーだけでなくメジロザメやカマストガリザメなど他のサメも神子元のダイビングではよく見られます。

安全停止中にメジロザメにぐるぐる周りを巻かれるなんて神子元じゃよくあること。

スマートなフォルムがめちゃくちゃカッコよいですね。

テングダイ

他にもテングダイや底性のサメ、オオセやカスザメなんかが多く見られるのも神子元の特徴かもしれません。

伊豆半島なのにカメやマダラエイとの遭遇率も高いです。

ここまで生物ばかり紹介していきましたが単純に神子元の海は他の伊豆に比べて圧倒的に透明度が良いです。

透明度の良い神子元の海   

黒潮がバッチリ当たったタイミングは透明度30mオーバーなんてことも!

そんな青い海に巨大な岩や根などのダイナミックな地形の中を泳いでいるだけでワクワクしてきます。

神子元のダイビングは底が見えない中層をひたすらドリフトするイメージが強いですが、根に捕まったり大きな岩を縫うように進んだりと比較的、底が見える場所が多いです。

神子元のダイビングスタイル

エントリーの風景

神子元のダイビングスタイルはボートでのドリフトダイビングが基本になります。

神子元は流れがあるエリアもあるためローカルルールで30本以上のダイビング経験が必須となっています。

また、その海の特殊性からセルフダイビングも禁止されていてガイドの方と一緒に潜ることになります。

神子元島へは下田からダイビング船で片道約15分から20分で1ダイブ毎に港に戻ってきます。

サービスやゲスト状況によっては神子元島周辺で休憩してもう1ダイブという時もあります。

運が良ければサーフタイムに神子元島に上陸させてもらえることもあるかもしれません!

神子元のダイビングは現地ショップか?都市型に任せるか?

神子元ハンマーズ

神子元でダイビングするにはショップに申し込む必要があります。

このショップ選びって迷いません?

様々なダイビングショップが神子元ツアーを開催していて正直どこを選べば良いかわからないですよね。

僕はいつも神子元ハンマーズさんにお世話になっていて他のサービスのことは詳しくはわかりませんが、神子元のダイビングツアーには2種類のタイプがあるのは確かです。

それは講習や様々な海に潜りに行く都市型ショップが開催するツアーと神子元の海を専門にガイドをする現地サービスが行うツアーです。

どちらもメリットがあるのですが個人的には現地サービスがオススメです!

やはり神子元の海を毎日潜っているガイドが1番神子元の海を知っていますし、なによりハンマーがいる位置をわかっています。

僕も神子元の海でガイドをすることもあるのですが、やっぱり現地のガイドのアドバイスを聞いてガイドをします。

そりゃアドバイスをくれる人のほうがハンマーに当たる確率も高いですよね。
もちろん都市型ショップには神子元のプロフェッショナルな方も多いですが、やっぱり昨日も神子元の海で潜っている現地ガイドの方の方が今の旬を知っている可能性は高いハズ!

しかし、都市型ショップにもメリットはあります!

それは普段から一緒に潜っているインストラクターの人がいることです。

耳抜きが苦手なことや初めてのドリフトダイビングなどを把握してくれているインストラクターと潜ることで相当安心して潜ることが出来ます。

あとは地元の場所から車で送迎してくれるのも楽で良いですよね。

 

なので個人的には以下のような選択がベストかなと思います。

  • はじめての神子元で不安がある人
  • いつものコミュニティが好き人
  • いつも行くショップが神子元ツアーを開催している
  • 自分で車や電車で行く のが嫌な人

  →都市型ショップの開催するツアー

  • どうしてもハンマーが見たい人
  • ダイビングに慣れている人
  • できるだけ安く潜りたい人
  • いつも行くショップが神子元ツアーをやっていない
  • 自分の好きな日程で潜りに行きたい人

  →現地サービス

しげ

あくまで僕、イチ個人の感想なので、ここもいいよ!とかあれば教えて下さい!

神子元島のダイビング

写真のようなハンマーリバーを見たい人は、良い情報をキャッチしてすぐに神子元島に潜りに行けるフットワークの軽さも非常に大事だと思います!

神子元のヘビーリピーターの方は毎日、現地サービスのブログをチェックしてハンマーの良い情報が出たら「明日行って良いですか?」と電話をします。

こんなフットワーク軽く受け入れてくれるのも現地サービスの強みですよね!

神子元の現地サービス

この神子元にある現地サービスのブログをチェックしておくと良いでしょう!

僕は神子元ハンマーズを利用していますが、スタッフが気さくな方でいつも笑いながら神子元の海を楽しく潜れるし、海に対してはプロフェッショナルに向き合えるのですごく好きです!

ビギナーに対しても優しく、本数の少ないダイバーを紹介しても少人数のチームで流れの少ないエリアから始めてくれたり、ビギナーにもオススメです。

神子元のダイビングに必要なスキル&装備

ロングフィンを使う人

さて神子元の海を最大限に楽しむためには、もちろんダイビングのスキルがあった方が良いことは間違いありません。

しかし求められるスキルというのはごくごく一般的なスキルで十分です!

1.ジャイアントエントリーなど器材を背負ったりテキパキできること。

もちろん器材を背負ったりはガイドも手伝ってはくれますが基本的には自分で出来ることが前提です。
特にエントリーはテキパキ海入っていかないと流されてしまうためジャイアントエントリーをスムーズに出来る必要はあります。

2.フリー潜降ができること。

神子元はドリフトダイビングになるためロープなど捕まるものがありません。耳抜きをしながらスムーズにフリー潜降できるスキルは必要です。
とはいえ、特に1本目は流れのないエリアから入るなど安全な場所でエントリーさせてくれるので安心して下さい。

3.ある程度中性浮力がとれること。ダイコンを見て窒素管理ができること。

神子元では岩の間を縫うように泳いだり根に捕まることも多いですが、中層を流すこともあります。その時は中性浮力で深度を一定に保ったり、自分でダイコンを確認して減圧不要限界を守ることが出来る必要があります。

もちろんダイビングが上手なことも大事ですが、なにより1番大事なのはガイドの言うことをキチンと守り、ガイドの近くにいることです。

不安がある場合はそれを伝えれば対処してくれるでしょうし、気にかけてくれます。

とにかく体長を整えるなど準備は万端にしておけば楽しめると思います!

神子元にあったほうが良い装備

ゴープロ

神子元島ではすべてのダイバーがダイブコンピューターとフロートを持つことが義務付けられています。(もちろんレンタルすることも可)

根に捕まって泳ぐこともあるのでグローブもあって損はないと思います。

他にもフィンはバラクーダまで必要はありませんが、ある程度推進力のあるフィンをオススメします。

僕はある程度ブレードも長く小回りも効くスーパーミューを使用しています。

カメラに関しても大型のものよりも意外とゴープロなど小型のカメラの方が泳ぐ時に邪魔にならず良い写真や動画が撮れることがあります。

とにかくハンマーを撮るときのポジションがすごい大事です。

神子元島への行き方

神子元へはの現地サービスがある弓ヶ浜まで東京から車で約3時間半かかります。

当日の朝集合だと8時〜9時に現地集合のサービスが多く朝出発だと少し大変です。

そのため多くのダイバーが前夜に弓ヶ浜に入り前泊をします。
現地サービスでは前泊の手配やリーズナブルな宿泊施設を紹介してもらえるで僕は前泊をオススメします!

他にも電車で下田駅まで来て送迎してもらうことも出来ます!

電車集合する場合は朝8時50分に下田駅に到着するように行けば、そのままダイビングができます。
東京駅から東海道線を乗り継いで約3時間半、特急を使えば2時間半で着くことができます。

詳しい行き方やアクセスは各サービスのHPを確認してみて下さい。

おわりに

タカベの群れ

良い時もあれば悪い時もある。

神子元にダイビングに何度行ってもハンマーが見れずに帰ってくる人もいます。

逆にたまたま行った1回でハンマーリバーに遭遇することもあります。

しかし、神子元に行かなければ絶対にハンマーリバーを見ることは出来ません。

スキルが不安でとか言ってるのであれば、それをキチンとガイドの方に伝える。

その分、ブリーフィングを詳しく聞く、早めから準備をする、体調を整える、ガイドから離れない。

そういったことを守ってダイビングをすれば、きっと現地の方は優しくしてくれるハズです。

とにかく行ってみれば良いんです。

せっかく都心から日帰りでこんなにダイナミックな海がある日本に生まれて神子元に潜らないのは本当に損してると思います。

 

それでは幸運を!

 

 

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