【速報】大瀬の海に深海魚ホテイエソ現れる!その見た目を徹底解剖!

投稿日:2019年1月2日

本日は速報記事です。
2019年1月2日、お正月の大瀬崎に激レア深海魚・ホテイエソが出現!
湾内の右側の水面付近で午前中に1匹、午後は反対の左側にもう1匹出て合計2匹のホテイエソが観察されました。
やっぱり、大瀬崎の海は熱すぎる!

ホテイエソ

英名:Scaleless blackdragon fish
生息海域:水深180~1,000m
体長:20cm前後
ワニトカゲギス目
ワニトカゲギス科
ホテイエソ亜科

ホテイエソは、ワニトカゲギス目に属する深海魚で16属180種います。今回出た個体はその中でもTHEホテイエソで間違いないだろうということでした。発光器の有無や、胸鰭の数で見分けます。

まるでエイリアン!?ホテイエソの見た目!

見て下さい。
この全身ブラックの体に荒々しい口元を。
ホテイエソは見た目のグロテスクさから、よくエイリアンと比較されます。
確かに、映画とかでよく出て来るエイリアンは、ほぼホテイエソですね(笑)

ちなみに、グロテスクな見た目とは反対に英名はめちゃくちゃカッコいいんですよ。
ホテイエソの英名は”Scaleless blackdragon fish”です。このスケールレスというのは、うろこがないという意味です。確かに表面がつるつるしていましたし、触るとヌルヌルしているそうです。

って、後半のブラックドラゴンなんて名前カッコよすぎませんか?

小さい頃に流行った遊戯王カードの”レッドアイズブラックドラゴン”を思い出して見て下さい。めちゃくちゃカッコ良かったですよね。あのブラックドラゴンと同じ名前をしているなんて許せない・・・(笑)

話がそれました。
それでは、ホテイエソの特徴について見ていきましょう!

全身にある発光器がめちゃくちゃキレイ!

深海魚の中には、腹部に発光器を持つ種類が多くいます。

例えばハダカイワシなんかは群れやペアを作る際の目印に使ったり、捕食者から自分のシルエットが見えにくくする保護色として使われているなど言われています。

ホテイエソの仲間は、生きている状態での観察例が少なく、詳しい生態はわかっていませんが、恐らくハダカイワシ同様、求愛や保護色のためだろうと言われています。

この規則的に並ぶ紫の発光器は、めちゃくちゃ美しいですね。

顔が恐すぎる!

悪い顔してますよね。歯もギザギザだし。
ホテイエソの特徴として、非常に口が大きく上向きになっていることや、笑っているような表情をしていることがあげられます。

この不敵な笑みを浮かべているところや真っ黒の体からエイリアンと結びつくんだとか。

チョウチンアンコウのような発光器がある!

あごの下からひも状の発光器がニョキっと伸びています。
これ超レアな深海魚のチョウチンアンコウを思い出させるような形をしていませんか?

ホテイエソも、この発光器で魚をおびき出してパクっと食べてしまうのでしょうか?深海の生き物にはふしぎがいっぱいですね。

大瀬崎の深海魚シーズンはこれから!

キアンコウの写真

11.12月の大瀬崎では連日、リュウグウノツカイやフリソデウオなど浮遊系が大爆発し賑わっていましたが……
最近はひと段落をしてきました。

その時のフィーバーの様子はコチラの記事から見れます。

リュウグウノツカイ
ミノアンコウyg
テンガイハタ

最近ではマトウダイやキアンコウといった大瀬で見れるTHE深海魚たちも増えてきました。

リュウグウノツカイなどで最高のスタートを切った大瀬崎の冬の海。
ミズウオやユウレイイカはもちろん、とんでもないレアものまで出ちゃうかもしれませんね!!

大瀬崎のダイビングの魅力について知りたい方は合わせてコチラの記事を読んでみて下さい!

大瀬崎の写真

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