こんにちは。
皆さんは、この記事にどうやって辿り着きましたか?
もし、新着記事から入って来て頂いたなら、こちらの新大久保をぶらぶらした記事を先に目を通してください。
その続きが本記事になります。
最初に断ります。
この記事は写真も、詳細も、ほとんどありません。。。
ええ。なんせ銭湯の記事ですからね!
写真撮ろうものなら、裸のオジサンたちが写りますよ。
今回は、今回も取材記事ではありません。
とりあえず、行ってみて感じたことを文章でお伝えしようと思います。
例によって例のごとく本当に暇な方だけご覧ください。
都会の隠れ湯 万年湯
アクセス:山手線、新大久保駅から徒歩5分
住所:新宿区大久保1-15-17
TEL:03-3200-4734
営業時間:15〜24時
定休日:土曜
いざ銭湯内へ!
※ここからは写真がないので想像でお任せ致します。
※なぜか若干小説風になっております。
町の喧騒を抜け、
1本小道を入ると現れるのが大正ロマンを感じさせる万年湯と書かれた暖簾です。
1本通りを入るだけで、こんなにも雰囲気が変わるものだろうか。
まるで万年湯のある路地だけが、街のざわめきの外にあるようです。
「もしかすると、暖簾をくぐった先は、別世界に広がっているんではないか?」
そんな妄想が頭をよぎります。
冷静な頭で考えて、そんなワケがありません。
ジブリ映画の見過ぎですね(笑)
「どうせ、昭和の匂いを残した古く薄汚れた銭湯があるんでしょ!」
と開き直りながらも・・・
ぬぐい切れない期待と、不安を持ち、その扉に手をかけます。
「がらんっ」
扉を開く音と共に、
「いらっしゃい」
という番頭さんの明るい声が響きます。
決して広い空間ではありませんが、小綺麗な空間に木で作られた靴箱や番台があります。
今時には珍しい木製の傘箱まであります。
声を掛けてくれた番頭さんは、先客の方とプロ野球を見ながら談笑をしております。
まだ見ぬ別世界を求めて、不安入り混じり扉を開けた僕は、そこに広がる明るく快適そうな空間に少しガッカリしてしまいました。
人種のるつぼと言われる新大久保の町(今名付けました)の銭湯ということで、どこかカオスで汚れた感じを無意識に想像していたのでしょう。
靴を脱ぎ、番頭さんに入浴料460円を払い脱衣所に向かいます。
すると番頭さんから、「サービスのタオルです」とフェイスタオルを渡されます。
なんと460円でタオルまで付いてくるんですね。
そのキレイでモダンな内装だけでなく、有難いサービスまで付いております。
この時点でガッカリした気持ちはなくなり、万年湯さんのファンになってしまいました。
浴室へ入ると、15個程度のシャワーと、熱湯、ぬる湯、水風呂の3種類のお風呂がありました。
そこへ、中学生くらいのガキんちょから、刺青を入れた怖そうなお兄さん、よぼよぼのおじいちゃんまで様々な人がおりました。
あつ湯と見えた瞬間に「熱銭家」を自称する僕としては、早く体を洗い熱い湯にカッと浸かり気合を高めたい思いに駆られます。
※「熱銭家」とは、放送作家の小山さんが提唱する究極の湯の作法「湯道」の中で、熱い湯にかって浸かり気合を入れる熱銭家と、ぬるいお湯にゆるりと浸かりリラックスする「ぬる銭家」という2つの流派を派生させたものである。
流派は筆者が勝手に考えたものです。
さて、体を洗い合唱をし、いざ!あつ湯へ!と思うと・・・
4人くらいが限度のお風呂に既に3人入っております。しかも刺青をした方が2人と明らかに体育会系のマッチョすぎる若者・・・
どうみても、もやしみたいな僕が入れる場所じゃありませんが、「熱銭家」を名乗る僕としてはあつ湯に浸からないわけにはいきません。
勇気を振り絞って、
「すいませーん」
と申し訳なさそうに声を掛け、湯にお邪魔します。
悲劇が起こったのは湯に入った2歩目です。
足の裏にむにゅっと何かを踏む感覚がしました。
細心の注意を払って、湯を移動したはずが、明らかに怖そうな刺青をした方の足を踏んでしまいました。
キッと睨みつけられ・・・
「終わった。」と内心思いながら、
「すいません。」と目を見て謝ると・・・
「俺、体でかいんよ。ごめんな。」と刺青の方が言います。
予想外の返事過ぎて・・・
僕は、また「すいません」としか言えませんでした。
なんだか自分が小さく見えます。
銭湯で裸になってしまえば、地位も何も関係ない。
みんな同じ人間になってしまうということを忘れていました。
その後、あつ湯→水風呂→ぬる湯→・・・
と湯を楽しんでいると、転職相談をする人、受験生、おじいちゃんの謎の会話、外人と様々な人が湯に浸かっております。
ここは地元の方の憩野の場になっているようです。
そんな話を、のんびり聞いていると
体も心もポカポカと温かくなってきます。
さて、心も体もリフレッシュし、万年湯を出るとどうでしょう?
もう街の喧騒は一切耳に入ってきません。
なぜだか、声が遠くに聞こえてくるのです。
そして、また次の目的を探して歩いていくのでした。
おわり。
最後までお付き合い頂き、ありがとうごいました(笑)
次回からは真面目にブログ更新いたしますので飽きずに見て頂けると幸いです。
新大久保に隠れ湯と呼ばれる秘湯があるという噂を聞き、人生初の新大久保に来る。駅から出た瞬間に警察のサイレンが響き、街の雑踏。
新大久保に懐かしき東南アジアの雰囲気を感じ、本来の目的を忘れ街を散策する。手もみラーメンという、謎のラーメン屋を見つけ、そこで腹を満たし・・・
いざ隠れ湯へ。