ゴリラチョップでのんびり撮影をしながらダイビングを楽しむ

半水面のゴリラチョップの写真

沖縄本島北部にあるゴリラチョップはまったりダイビングしたい方には最高のポイント!

北風にも強く他のポイントが荒れて潜れなくてもゴリラチョップだけは潜れるということもあります。

安定感抜群でソフトコーラルやサンゴも豊か、そして沖縄本島のビーチポイントには珍しく温水シャワーや更衣室があります。

初心者からフォト派までのんびり楽しむには最高なゴリラチョップのダイビングをご紹介します!!

しげ

まるで大瀬崎の湾内のような穏やかさで、なんだか親近感のわくダイビングポイントです。

ゴリラチョップのダイビングスタイル

ゴリラチョップの名前の由来となった岩

ゴリラチョップは沖縄県北部の本部町にあるダイビングポイントで本名を崎本部緑地公園といいます。

ゴリラチョップという独特なポイント名はビーチ沿いにある岩の形がゴリラが横向きにチョップしているような形だから。

どうでしょう…?

1度見えると左側に向けてゴリラがチョップしているように見えてきませんか!?

ちなみに場所はここ!

本部半島や瀬底島のおかげで風を避けることができ、北風にはめっぽう強い。

沖縄は冬の時期になると北からの風が吹くことが多く、北風の日はゴリラチョップに多くダイバーが集結します。

逆に南西の風には弱く大荒れとまではいかなくても波などが立ちやすくなります。

沖縄本島でセルフダイビングを考えている方は海況情報などは自分で調べないといけないので風向きからどこのポイントに潜れるか推測する必要があります。

エントリー風景

ビーチエントリーが基本です!

ボートを沖合にとめてダイビングをすることもできますが、ビーチから泳いでも行けるポイントでも面白いです!

ただし階段はめちゃくちゃ滑りやすいので注意してくださいね。

注意
ゴリラチョップでは遊泳エリアが決められています。写真の右沖にブロックがあるのがわかると思いますが、ブロックに近付くことや更に沖に出るのは禁止です。
駐車場の写真

ゴリラチョップは公園として整備されていて駐車場もあります。

開園している時間は朝9時〜夕方16時まで。
16時を過ぎると駐車場の入口が閉まってしまうので注意してくださいね!

ゴリラチョップ施設

沖縄のビーチポイントには珍しくシャワーやトイレも整っています!

お湯シャワーは1回100円で浴びることができます。

ただしシャワーは閉園時間の30分前の15時半には終わってしまうので気をつけましょう。

でもダイビング後に暖かいシャワーを存分に浴びれるのは有り難い。

その潜りやすさと施設の充実度からダイバーが集まってくるのもわかります。

ビーチの写真

もちろんビーチもありますよ!

遠浅な白い砂地やサンゴが美しいのでダイビングだけでなく、海水浴やスノーケリングでも十分楽しい!

このビーチ側にも駐車場があって、そこに車を停めれば閉園後や前もダイビングすることは可能ですがシャワーを浴びたりすることはできないので注意して下さい。

サンゴとソフトコーラルの群生がみごと

半水面のゴリラチョップの写真

ゴリラチョップは浅瀬のサンゴとソフトコーラルがとにかく美しいんです!

この美しいソフトコーラルにスズメダイ系の魚やテングカワハギなどの魚が群れていて、THE沖縄の海といった感じ。

ゴリラチョップの浅瀬の風景

この日は天気があまりよくなく光が入ってきませんでしたが……

とにかく浅いので晴れた日は光の筋も入ってきてキレイ!

ハードコーラルの群生

エントリー口周辺はソフトコーラルが多いですが、少し奥まで行くとサンゴがもりもり群生しているところがあります。

ビーチからのんびり入ってこれだけサンゴが見れると初心者の方でもホントに面白いですね!

ソフトコーラルの群生

サンゴの上を泳ぐときやダイビング中はサンゴを折らないように注意したい。

いつまでもゴリラチョップの美しい風景に癒やされていたいですね。

サンゴやソフトコーラルを活かしてマクロ撮影を!

僕のお気に入りの景色はサンゴに群れるデバスズメダイの群れ。

ゴリラチョップは根の間をすり抜けて奥の方に行くと砂地が広がっています。

その砂地にポツンとあるサンゴにこんな感じでソラスズメダイがぐちゃっといる場所があるんです。

まるで慶良間諸島のような美しい景色で見ていて癒やされる。

テングカワハギ

他にもサンゴの周辺をのぞけばテングカワハギがウロウロしていたりします。

まるでおもちゃのようなカラーでめちゃくちゃカワイイ。

サンゴのポリプをエサとしていて、そのおちょぼ口でポリプをついばんでいる姿がよく見られます。

アカメハゼ

もっとサンゴに寄ってみると、サンゴの上にアカメハゼがちょこんと乗っていることもあります。

目元だけが赤色なのでアカメハゼと呼ばれていますが、ちょこんとサンゴの上に乗る写真がやっぱりかわいい。

ゴリラチョップには比較的いつもいる場所があり、深度的にも撮りやすいのでぜひ探してみて下さい。

砂地でのんびりマクロを楽しむ!

キリンミノカサゴ

白い砂地やサンゴの欠片が落ちているエリアもよーく見ると、幼魚などが多くのんびりマクロ撮影をするには最高なんです!

砂地にはハゼからカエルアンコウの幼魚やタツノイトコなど様々な生物が隠れています。

自分の好きな被写体を見つけてじっくり撮るには良いでしょう!

スミゾメキヌハダウミウシ

写真はどこにでもいるダテハゼですが、背中に黒い物体が付いてるの気付きます…?

実はこの黒い物体ウミウシなんです!

スミゾメキヌハダウミウシといって共生ハゼの背びれにくっつき、背びれを食べていると言われています。

このウミウシがゴリラチョップには多い気がします!

ちょっと変わった生き物が見れるのも面白いですね!!

カエルアンコウ幼魚

シーズンによってはカエルアンコウの幼魚も!

砂地にあるウミヒルモやガレに隠れる姿がめちゃくちゃカワイイ!

伊豆で見るカエルアンコウも良いですが沖縄の白い砂地に隠れるカエルアンコウも雰囲気が優しい感じで良いですね。

チゴベニハゼ

他にも岩場のオーバーハングした暗がりを見るとチゴベニハゼがいたりもします。

沖縄本島ならわりとどこにでもいるので特にレアな種というわけではないですが写真映えはすので好きな生き物です。

また適度に寄れて適度に逃げるのでマクロ撮影の練習にはピッタリ!

オキナワハゼ

他にもガレの裏にはオキナワハゼがいたり、

キンチャクガニ

手にイソギンチャクを持ったキンチャクガニが隠れていることもあります。

年によって多い年や少ない年がありそうですが、僕が行った2020年は見れました。

ミゾレウミウシ

また今回僕がゴリラチョップでダイビングをしたのが2月末なんですが、冬の時期はウミウシもそこそこいます。

可愛く撮れた個体だけピックアップを…!

センテンイロウミウシ

センテンイロウミウシや

ホシゾラウミウシ

ホシゾラウミウシ!

こんなふんわり優しい写真が撮れるのも水深が浅くて被写体に時間が掛けれるし、穏やかで揺れが少なく体を安定させるのが楽だからですね!

のんびりマクロの練習をするには本当に良いポイントですね!

ヒレボシミノカサゴ

あとは僕がいままでゴリラチョップで見た1番感動した生き物はこれ!!!

ヒレボシミノカサゴの幼魚です。

4年前にフィールダイブの宮原さんが見つけてくれた子ですが、僕の中には未だにこれを超える可愛い生き物に会えたことがありません。

こんな出会いもあるからダイビングはやめられないですね!

まとめ

ソラスズメダイ

ゴリラチョップは初心者でも楽しめる身近なダイビングポイントですが、じっくり潜ると様々なマクロ生物がいて本当に面白い!

セルフダイビングで自分のペースで撮影するのも楽しいし、現地の詳しいショップに申し込んでも知らない生物や被写体が出てきてワクワクする。

沖縄本島でマクロ撮影を楽しみたい方は1度はゴリラチョップに行ってみるのも良いと思います。

名護のダイビングまとめ

ちなにみ沖縄北部のダイビングポイントはコチラの記事にまとまっています!

ぜひ一緒に読んでみて下さい。

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